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地域の新たな魅力発見!バスでまち歩き – サッポロビール園・ファクトリー線

札幌市民でも、自分の生活圏以外のエリアでバスに乗ることは滅多にないですよね。
知らないエリアの散策は、ちょっとした冒険にぴったり!
中央バスの各路線沿線にある、おすすめスポットをご紹介します。

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ルート・バス停

サッポロビール園・ファクトリー線(循環88)は、サッポロビール園を起終点として循環している路線です。
所要時間は、1周で約30分。街中の観光スポットも通るため、車内には地元民だけでなく観光客の姿も多くみられます。
そんな循環88の沿線スポットをピックアップ!

※バス停名をタップ(クリック)すると地図・時刻表に飛びます
※スポット名または写真をタップ(クリック)すると詳細に飛びます

サッポロビール博物館

日本で最も歴史のあるビール博物館

北8東8(②のりば)

猫カフェ ミューキーズ

くつろぎと癒しの猫カフェ

北6東7(②のりば)
北3東7(②のりば)

札幌市旧永山武四郎邸及び札幌市旧三菱鉱業寮
和洋折衷喫茶 ナガヤマレスト

それぞれ北海道・国の有形文化財とレトロな喫茶店

サッポロファクトリー

ビール工場跡地につくられた複合商業施設

大通公園

札幌と言えばここ!その1

札幌市時計台

札幌と言えばここ!その2
国指定重要文化財

経路上は、こちらで折り返しになるイメージです。

北3東7(①のりば)
北6東7(①のりば)
北8東8(①のりば)
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スポット紹介

サッポロビール博物館

最寄り:サッポロビール園

日本で最も歴史のあるビール博物館。
こちらをはじめとした札幌苗穂地区の工場・記念館群は北海道遺産に認定されています。
北海道開拓使によって始まったビール事業の現在までの歴史が、映像や豊富な資料によってまるわかりです。

館内は自由に見学することもできますが、おすすめは有料プレミアムツアー
ブランドコミュニケーター(ガイド)による説明ツアー参加者だけが入れるシアターで、ビールについて深く学べます。
さらに、「サッポロ生ビール黒ラベル」「復刻札幌製麦酒」各1杯のテイスティング付き!!
これで大人500円とは驚きです…!

※20歳未満の方・お酒が飲めない方は、ソフトドリンクなどを2杯いただけます。

煮沸釜

麦汁(麦芽からできた汁)にホップを加え、この中で煮沸します。
この釜の容量は85キロリットル。
350ml缶にすると、なんと24万本分の量!

歴代のポスターがずらり!
見覚えのあるものはあるでしょうか?
今でもレトロ系の居酒屋などで見られるポスターもありますね。

2種類のビールを味わいながら、ブランドコミュニケーター(ガイド)による缶ビールの美味しい注ぎ方講座も!
(この後こちらのグラスを買いました)


\プレミアムツアーの詳細記事はこちら!/

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開拓期の雰囲気を今も残す「サッポロビール博物館」は、日本で最も歴史のあるビール博物館。ビールづくりの歩みを物語る、さまざまな資料を展示しています。 館内は自由に見学できますが、予約制・有料で行われる「プレミアムツアー」で[…]

住所札幌市東区北7条東9丁目1-1
定休日毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日
入館料自由見学は無料
※有料プレミアムツアー参加費:大人 1,000円/中学生~20歳未満 500円/小学生以下 無料
予約有料プレミアムツアーのみ予約制
HPhttps://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/

猫カフェ ミューキーズ

最寄り:北8東8

心ゆくまで猫との時間が過ごせる、猫好きさんには堪らない癒しの空間。
個性豊かな16匹の猫ちゃん達がお出迎えしてくれます。

広々とした店内では、自由気ままに過ごす猫ちゃん達があちこちに!

夕方はちょうどお休みタイムで寝ている猫ちゃんも多く、ゆったりとした雰囲気でした。

※時間帯別の混雑&猫ちゃん状況は公式HP(こちら)に。

ここにいる猫ちゃん達は元・保護猫とのことですが、人懐っこい性格の子ばかり。
猫カフェ初体験の私も次第に慣れ、モフモフを堪能。あっという間に時間が溶けました…。

本もたくさん揃っているので、猫ちゃんに癒されながら読書を楽しむという贅沢も。
パック料金フリータイムプランもあるので、長時間いたい方も安心です!

住所札幌市東区北8条東6丁目24
※別路線では、中央バス「北8東7」のりば②(地図はこちら)から徒歩1分
電話番号011-300-2299
定休日ほぼ無休(臨時休業あり)
予約不要(利用人数が6名以上の場合は要連絡)
HPhttp://mewkies.com/

札幌市旧永山武四郎邸及び札幌市旧三菱鉱業寮

最寄り:北3東7

手前が旧永山武四郎邸
明治10年代前半、当時屯田事務局長だった永山武四郎が私邸として建築したもの。
和洋折衷の建築様式が特徴で、北海道指定有形文化財に指定されています。

奥の旧三菱鉱業寮は三菱鉱業株式会社(当時)の福利厚生施設。
こちらは国登録有形文化財に指定!

夏期は旧永山邸の玄関は封鎖されているので、旧三菱鉱業寮玄関から入ります。(2棟は繋がっています)
※冬期は旧永山邸の玄関から入館

旧永山武四郎邸・応接室(手前の部屋)

“洋”の応接室と“和”の表座敷とが直接隣り合う間取りが、当時としては非常に画期的。

旧三菱鉱業寮の2階は貸しスペースになっていて、様々な活動の場として使われています。有形文化財を自由に使えるって、よく考えたらすごいですよね!?

「空調設備が十分でないため、暑さ寒さが厳しく感じます。文化財保存の主旨をご理解の上、熱中症対策、寒さ対策をしてご利用ください。(旧永山邸管理室)」とのことです。

住所札幌市中央区北2条東6丁目
電話番号011-232-0450(旧永山邸等管理室)
※貸しスペース・撮影利用の仮予約はこちらへお電話を
休館日毎月第2水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
入館料見学は無料
※貸しスペース・撮影利用の料金はHP
HPhttps://sapporoshi-nagayamatei.jp/

和洋折衷喫茶 ナガヤマレスト

最寄り:北3東7

いただいたもの
フルーツサンド  970円
ナガヤマパフェ 1,190円
フロート各種 

国登録有形文化財・旧三菱鉱業寮の1階に入っている喫茶店。
和洋折衷と懐かしい洋食、そして今の時代のお料理の融合をテーマにしているとのこと。(HPより)
平日にもかかわらず、オープンと同時に数組が入店して賑やかな雰囲気に。
予約は不可なので、タイミングを見計らって来店するのが良さそうです。

これぞ萌え断の権化!と思うほど美しい断面のフルーツサンド
白あんがミックスされた優しい甘さのクリームがフルーツの酸味を絶妙に引き立てて、お口が幸せ…!
実はわらび餅も入っています。

“永山”の名を冠するメニュー名と見た目に惹かれて、ナガヤマパフェも注文。
小さな三食団子が可愛すぎます!
クリームやわらび餅などの甘さが詰まった中に、香ばしいほろ苦さのほうじ茶パウダーが絶妙なアクセントになっています。

ドリンクは、夏みかんソーダつぶつぶ果肉入りのいちご牛乳にしました。
+220円追加でフロートにできます。
パフェにも使われているこちらのソフトクリームは、新得町にある北広牧場さんのもの!濃厚なミルクの味が口いっぱいに広がります。

住所札幌市中央区北2条東6丁目(旧三菱鉱業寮1階)
定休日毎月第2水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始 ※旧永山邸と同じ
予約不可
HPhttps://sapporoshi-nagayamatei.jp/detail/nagayama-rest/

※おまけ:北広牧場さんのおすすめ

北広牧場さんはのむヨーグルトも作っているのですが、食感はもちっとチーズのようでいて、しかしお味は本当にヨーグルトで、でも牛乳のようでもあり…とにかく美味しくて大好きなのです。ぜひ飲んでみてください!
通販のほか、地元の販売店や、新得町のふるさと納税返礼品でもゲットできます。

ほっこうミルクの のむヨーグルト(200g/500g)

— 写真:(有)北広牧場様より

サッポロファクトリー

最寄り:サッポロファクトリー

ショッピングから娯楽やクリニックまで揃う、札幌市民なら誰しも知る商業施設。
こちらが日本初のビール工場「開拓使麦酒醸造所」の跡地というのは、普段は意識することが少ないのではないでしょうか。
現・サッポロビール博物館の製麦所から運ばれた麦芽はこちらで醸造され、ビールが造られていました。

毎年11月上旬からアトリウムに出現する大きなクリスマスツリーは、札幌の冬の風物詩ですね。

— 写真:サッポロ不動産開発(株)様より

煙突広場にあるこちらの建物は、札幌開拓使麦酒醸造所見学所
日本のビール造りの歴史がわかるパネルが展示されているほか、伝統の味を再現するビール醸造の様子を見学することができます。
見学所の後ろ・レンガ館にある開拓使麦酒賣捌所では、造りたてのビールを頂くことも。

※レンガ館の耐震工事により、2023年秋~冬頃まで休業中

循環88のバスも通過する北3条通沿いに建つ貯酒醗酵室(当時)には、「サッポロビール」の文字が。
お買い物などの合間に、開拓使の時代から続くビールの歴史に思いを馳せてみるのも良さそう。(そしてビールが飲みたくなる…)

住所札幌市中央区北2条東4丁目
電話番号011-207-5000 ※対応時間 10:00~20:00
営業時間・定休日店舗により異なるため、HPをご確認ください。
HPhttps://sapporofactory.jp/

大通公園

最寄り:大通公園

札幌市の中心部にありながら、1丁目から12丁目まで長さ約1.5kmにわたる公園。

バス停は2丁目と3丁目の間にあります。

このように都心エリアにも緑が多い札幌市の緑被率は、なんと脅威の78.6%!政令指定都市の中でも全国3位を誇ります。

※国土交通省「令和2年度都市緑地の保全及び緑化の推進に関する施策の実績調査」より

年間を通じて、何かしらのイベントが開催されています。札幌市民の憩いの場。

西へ進むと、野外ステージや小さなお子様が楽しめそうな遊具エリア黒田清隆像があり、最終的に札幌市資料館へとたどり着きます。

住所札幌市中央区大通西1丁目~12丁目
HPhttps://odori-park.jp/

札幌市時計台

最寄り:時計台前

札幌市民には「わたしたちは、時計台の鐘がなる札幌の市民です。」(札幌市民憲章)でおなじみの時計台。
道内外の方からも、札幌と言えば!のがっかり観光名所として、確固たる地位を築いています。

ただ、札幌市民でも時計台の中に入ったことがある方は、意外と少ないのではないでしょうか?
外から眺めるだけではもったいない!ガイドさんも常駐していますので、ぜひ中に入って見学してみてくださいね。

時計台は、元々は札幌農学校(初代教頭のクラーク博士が有名!)演武場でした。
そもそも演武場とは?
英語にすると分かりやすいのですが、military drill hall:兵式訓練を行う場所。

展示室では、あの新渡戸稲造の農学ノート(複製)も見られます。貴重!
当時の札幌農学校は、
◆アメリカ人講師による授業は全て英語
◆最低でも1日4時間の自習が義務
全国から優秀な学生が集まりましたが、1期生24人は卒業時には13人になっていたとか…。

周囲のビルに埋もれてしまっていることから、がっかり観光名所と言われがちな時計台。
中心部の都市開発が進む中、北大植物園など自然が多い環境への移設も検討されましたが、できる限り当初の場所の近くで保存したいとの思いから、現在の場所に建っているというお話を聞くと、時計台がここに建っている必然性を感じます。なるほど、全然がっかりじゃなかった。

この時計台のすごいところはもう一つ、日本最古の現存する機械式塔時計なのです…!
今まで当たり前にこの鐘の音を聞いていましたが、建設当時から現在まで繋いできた多くの方々の尽力によるものと思うと、決して当たり前ではないその音色が心に強く響きます。

住所札幌市中央区北1条西2丁目
定休日1月1日~3日
入館料大人 200円/小・中・高校生 無料(中・高校生は学生証提示)/団体(20人以上) 180円
HPhttp://sapporoshi-tokeidai.jp/

※当記事の内容は2022年9月9日時点の情報です。

これさえあれば、どこへでも。

今いる場所から近いバス停の場所も、目的地までのバス路線も、バスの現在地も、すべてがこれ一つでわかります。

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