観光からまち歩きまで、バスに乗ってお出かけが楽しくなるポータルサイト
サッポロビール博物館 アイキャッチ

【札幌】「サッポロビール博物館」でガイド付き見学&限定ビールを飲み比べ!

開拓期の雰囲気を今も残す「サッポロビール博物館」は、日本で最も歴史のあるビール博物館。
ビールづくりの歩みを物語る、さまざまな資料を展示しています。
館内は自由に見学できますが、予約制・有料で行われる「プレミアムツアー」ではガイド付きで展示を解説。
6Kプレミアムシアターでのビールの歴史物語の上映や、ツアーでしか飲めない限定ビールも!

kato

美味しくビールの歴史を知れるプレミアムツアー、ビール好きには絶対に外せませんよ!

\こちらの記事もおすすめです/

関連記事

日本人として初めてスコットランドでウイスキーづくりを学んだ竹鶴政孝氏。彼がウイスキーをつくるにあたって探し求めたのは、自らが学んだスコットランドと似た気候風土の土地でした。そして全国をめぐった末見つけ出したのが冷涼で湿潤、そし[…]

広告

自由見学だけでも十分楽しめる!

札幌中心部から少し外れた、苗穂エリアに建つサッポロビール博物館。
重厚な赤いレンガの建物は北海道遺産に指定されており、開拓使の象徴である赤い星「五稜星」が配されています。
新鮮なビールとともにジンギスカンが堪能できる「サッポロビール園」も併設し、観光の定番スポットとして人気です。

\サッポロビール園の記事はこちら/

関連記事

サッポロビール園といえば、本格ビールとジンギスカンが楽しめる超有名スポット。身近すぎて行ったことがないという方も意外といらっしゃるのではないでしょうか? そんなのもったいない!ぜひ地元民にも普段使いしてほしい、サッポロビ[…]

館内には日本でのビール製造の始まりから現在のサッポロビールに至るまでをひも解く「サッポロギャラリー」があり、多彩な展示でこれまでの歩みを伝えます。

サッポロギャラリーを通った先にある「スターホール」では有料試飲が可能。
サッポロ黒ラベルや北海道限定のサッポロクラシック、開拓使麦酒を樽生で提供し、3種飲み比べセット(1,000円)も用意します。
また、有料のプレミアムツアーでは最後に復刻札幌製麦酒をこちらで味わえます!

ミュージアムショップ」では北海道で定番のおみやげのほか、オリジナルグッズも多数販売。
サッポロクラシックビールのゼリーが入った「サッポロクラシックビールゼリーチョコレート」は特に人気だそう!

kato

ここまでが予約など必要なく、自由見学できるゾーン。
次からはプレミアムツアーの様子をお届けします!

広告

早めの事前予約を忘れずに

ツアーは約50分の行程で大人1,000円、中学生~20歳未満は500円、小学生以下は参加無料です。
1日に4回開催しており、1回のツアーの定員は20名まで。
予約は電話またはHPからで、希望日の4週間前から受付します。
また、HPからは予約状況も確認できるので便利ですよ!

kato

当日でも空きがあれば予約なしで参加することも可能ですが、人気のため空きがあることはほとんどありません。重ねて、早めの事前予約は忘れずに!

\見学申込み用のHPはこちら/

プレミアムツアーだけの体験が盛りだくさん

まずは一階で受付を。
予約時間や名前を伝えてツアーカードを受け取ります。
なお、ツアー開始の10分前には受付を済ませておきましょう!

開拓期の北海道のスライドが流れる、3階の専用ウェイティングラウンジでツアーの開始を待機。
時間になるとブランドコミュニケーター(ガイドさん)が案内を始めてくれます。
まず最初は、迫力の6Kシアターを使ったビールの歴史物語の上映から!

流れるのは日本人で初めてのビール醸造家「中川清兵衛」、開拓使麦酒醸造所の設立に携わった「村橋久成」の物語で、どちらか一方を上映します。

kato

参加時は中川清兵衛氏の物語で、単身ヨーロッパへ渡航しドイツで醸造技術を修得、日本でビールを根付かせるまでの苦労を観賞しました。
また参加して、村橋久成氏の物語も見てみたいですね!

上映が終わるとスクリーンが左右に開き、自由見学ゾーンと合流。正面には大きな釜が現れます。
これは1965年から2003年まで実際に使われていた麦汁を煮込むための釜で、国立科学博物館の未来技術遺産にも認定されているのだそう。

フロアを下りて見上げてみるとそのスケール感がより分かります。
「この釜で作れるビールはおよそ8万5000リットルこれは350ミリリットルの缶24万本ぶんです」。

kato

仮に毎日6本晩酌しても(飲みすぎ!)全部飲むのに100年以上かかります!

通常は自由見学の「サッポロギャラリー」も解説つきで見学。
プレミアムツアーではポイントとなる部分を抑えてくれるので、より分かりやすく歴史やビールの味わいの秘密を知ることができます!

限定ビール・復刻札幌製麦酒と黒ラベルを飲み比べ

ツアーの最後は1階にある雰囲気たっぷりの「スターホール」でプレミアムツアーでしか飲めない限定銘柄・復刻札幌製麦酒と定番のサッポロ黒ラベルを飲み比べ。
ちなみに上の写真、シャンデリアがビール瓶でできているのはお気づきでしょうか?
こんな所にもビールの博物館らしさが現れていますね!

黒ラベルと復刻札幌製麦酒は、どちらもサーバーから注いでくれます。
なお、20歳未満の方やお酒が飲めない方にはジュースやノンアルコールドリンクも用意していますよ。

「乾杯!」の合図に「サッポロ!」と答えるのがサッポロビール式の乾杯スタイル。
今度からサッポロビールを飲むときは「サッポロ!」と大きく言いましょう。

まずは普段口にしない復刻札幌製麦酒を飲んでみると、ホップを多く使っているためか苦味やコクの強い味わい。また、ろ過をしていないためうっすらと濁りがあるのも特徴です。
一口飲んだ後に黒ラベルを飲むと違いが瞭然で、かなりスッキリとした口当たりとのど越しです

kato

冬にじっくり味わうなら復刻札幌製麦酒、夏の暑い日にゴクゴク飲むなら黒ラベル…という印象。
皆さんの好みはどちらでしょうか?ぜひツアーで飲み比べてみてください!

豆知識!復刻札幌製麦酒はサッポロファクトリーで製造

ちなみに、復刻札幌製麦酒は複合商業施設・サッポロファクトリーの煙突広場にある「札幌開拓使麦酒醸造所」で造られています。

こちらでもビール醸造の歴史を紹介するパネルや過去のサッポロビールの広告デザインなどを展示するほか、復刻札幌製麦酒を実際に醸造している釜も見ることができます

そして2024年5月にはすぐ隣に3種類の開拓使麦酒を提供する「BREWERY 1876」もオープン。

すぐ隣の醸造所で造られた、新鮮な開拓麦酒が樽生で味わえます。

kato

サッポロファクトリーはサッポロビールの前身・開拓使麦酒醸造所の跡にたつ商業施設
レンガづくりの建物や大きな煙突もその名残りです。
創業の地で職人手づくりのビールを堪能してみましょう!

\BREWERY1876と札幌開拓使麦酒醸造所の記事はこちら/

関連記事

明治時代のビール工場「開拓使麦酒醸造所」の跡地に建つ商業施設・サッポロファクトリー。館内にはランドマークでもある大きな煙突や工場をいかしたレンガづくりの建物があり、当時の名残を随所に残しています。その中庭にある煙突広場に、サッ[…]

家ですぐに試したい!サッポロビールの美味しい注ぎ方

ブランドコミュニケーターによる「おいしいサッポロビールの注ぎ方」も注目のポイント。
これを知れば、家で飲む缶ビールが絶対に美味しくなる!

まず良く冷えたビールと、冷蔵庫で冷やしたグラスを用意(冷凍庫は冷えすぎるのでNG!)。
グラスにもポイントがあって、直径が1:高さ2の割合のものが良いそう。
缶を開けたらグラスの中心に、高い位置から真っすぐに注ぎます!

この工程は泡を作るのが目的。
グラスの6割ぐらいまで泡ができたら一旦テーブルに置きます。

泡が次第にしぼんでビールと1:1の割合になったら、ゆっくりとグラスの9割ほどまで注ぎます。
最後に泡が落ち着いたらもう一度ビールを注ぎ、泡3:ビール7の割合になれば完成!
これがビールの香りが引き立ち、味がまろやかになる「3度注ぎ」です。

サッポロビールではきめ細かく長持ちする泡を作るため、原料の麦を20年以上にわたって研究するなど徹底
そうして出来上がるのが、グラスのふちから数cm盛り上がっても崩れないふわふわの泡。
この泡がフタの役割をして風味や炭酸を封じ込めるため、最後まで美味しく飲めるのだそう。

kato

これにてプレミアムツアーは終了!
ちなみに、まだ飲み足りない!という方は「黒ラベル」「サッポロクラシック」「開拓使麦酒」の飲み比べなども可能です(有料、LO16:00)。
ただ、あまりに美味しいからといって飲みすぎにはご注意を!

\市内中心部から直通の「サッポロビール園・ファクトリー線」の記事もCHECK!/

関連記事

札幌市民でも、自分の生活圏以外のエリアでバスに乗ることは滅多にないですよね。知らないエリアの散策は、ちょっとした冒険にぴったり!中央バスの各路線沿線にある、おすすめスポットをご紹介します。 \こちらの記事もお[…]

施設概要

名前サッポロビール博物館
住所札幌市東区北7条東9丁目1-1
電話番号011-748-1876
料金プレミアムツアーは大人:1,000円、中学生~20歳未満:500円、小学生以下:無料
自由見学は無料
営業時間11:00~18:00(最終入館は~17:30、ミュージアムショップは~19:30)
休み月曜(祝日の場合は翌日休)
HPhttps://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/
バス停「サッポロビール園」または「北8条東8丁目」下車すぐ
行き方【札幌駅から】札幌駅北口」から東63 東営業所ゆき(のりば②、北8条東8丁目)、188サッポロビール園・アリオ線 サッポロビール園ゆき(のりば②、サッポロビール園)、「札幌駅前」から循環88サッポロビール園・ファクトリー線 サッポロビール園ゆき(のりば③、サッポロビール園)
※のりば③からの東63 苗穂・北口線は市立病院行きのため注意
ほか、「JR苗穂駅」から徒歩8分、地下鉄東豊線「東区役所前駅」から徒歩10分

※当記事の内容は2024年6月12日時点の情報です。

これさえあれば、どこへでも。

今いる場所から近いバス停の場所も、目的地までのバス路線も、バスの現在地も、すべてがこれ一つでわかります。

中央バスナビ
広告
サッポロビール博物館 アイキャッチ
最新情報をチェックしよう!