北海道新幹線の札幌駅延伸に向けて、どんどんと再開発が進む札幌中心部。
その一方で営業を終了する施設も多数。市民に長年親しまれた「4プラ」や「パセオ」のほか、JR札幌駅の「札幌エスタ」も2023年8月31日に閉業。
その一階にある「札幌駅バスターミナル」も2023年10月1日に閉鎖となりました。
このターミナルには弊社中央バスのほか、ジェイ・アール北海道バスやじょうてつバス、沿岸バスや道南バスなど各社ののりばがありましたが、こちらは周辺にできた仮設バスのりばへと移転となります(2028年度までを予定)。
札幌市HPでは上記ののりば地図で周辺を案内!
ですが、地図だけではどこに移ったのか、どこで乗ればいいのか、というのはわかりづらいと思います。
特に土地勘の無い観光客の方だとどこがどこなのやら迷いそう…
というわけで、当記事では移転先ののりばやアクセスを写真付きで紹介。これでお出かけや旅行もバッチリ、のはずです!
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北海道中央バスとジェイ・アール北海道バスは赤れんが庁舎と商業施設が目印
北海道中央バスとジェイ・アール北海道バスの仮設のりばは北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)前にあり、複合商業施設が密集するエリアでもあります。
札幌駅から大通・すすきのまでを繋ぐ地下通路の出口もすぐそばなので、アクセスもしやすいですよ!
北海道中央バス・道南バス
赤いカラーリングが目を引くのが北海道中央バスののりば。
移設のりばの1~4番は観光名所「赤れんが庁舎」のすぐ目の前に並びます。
各のりばの運行先は
- 1番 小樽駅(円山・北大経由)、小樽築港駅(望洋台経由)、余市、岩内、積丹、ニセコいこいの湯宿いろは
- 2番 旭川、富良野
- 3番 釧路、北見・網走、名寄
- 4番 帯広、函館、紋別、遠軽
となっています。
ちなみに赤れんが庁舎は2024年まで工事中。リニューアルオープンは2025年を予定しています。
そのため外観などを見ることはできないのですが、仮設見学施設を公開しており庁舎の歴史や工事の様子を見ることが可能です。詳しくは下の記事にて!
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5~7番ののりばは、札幌駅からすすきのまで伸びる「札幌駅前通」に面しています。
こちらは
- 5番 滝川、留萌
- 6番 岩見沢、三笠、栗山、夕張
- 7番 苫小牧、室蘭、登別温泉、洞爺湖温泉、静内・浦河
が運行先。
また、7番のバス停は道南バスとの共同運行(苫小牧・室蘭ゆきのみ)です。ご利用の際はご注意を!
ジェイ・アール北海道バス
青いカラーリングが目印のジェイ・アール北海道バスののりば。
11~13番と14・15番が道路を挟んで向かい合って建っています。
場所は、松尾ジンギスカンなどのレストランが入る「日本生命札幌ビル」や2023年5月に竣工した「札幌第一生命ビル」の北側です。
ここから運行するのは
- 11番 新札幌駅(1)、北広島西高校(32)
- 12番 JR白石駅北口(2)、白陵高校前(5、7、9)、大麻11丁目(米里経由)(8)
- 13番 啓明ターミナル(51、53)、もいわ山ロープウェイ(50)
- 14番 手稲営業所前(55)、手稲鉱山(57)、宮の沢駅前(61)、手稲鉱山通(快速64)
- 15番 高速えりも号(えりも)、高速ひろおサンタ号(広尾)
行きとなっています。※カッコは系統番号
ここまでのアクセスは?
「地下歩行空間」を歩くか、札幌駅前通を歩いて商業施設を目印にすると迷わずにアクセスできるはず。
なお、冬場は寒い上に足元も滑るため、地下の利用がオススメ!
地下鉄南北線さっぽろ駅から1分、JR札幌駅からは4分ほど歩くと「赤れんがテラス」や「miredo」、「sitatte sapporo」など商業施設が密集するエリアがあります。
そのうちのひとつ「日本生命札幌ビル」に隣接しているのが上記写真の2番出入口。
こちらのドアを開くと不思議な赤いオブジェと階段があり、上ったすぐ先が7番のりばです。
また、ジェイ・アール北海道バスののりばは地下鉄大通駅の10番出入口が最寄り。
地下歩行空間と地下鉄大通駅のちょうど境となる部分にあります。
階段を上がって出て、すぐ目の前が15番ののりばとなっています。
後ろを振り向くと15番出口があります
道南バス(30番)と沿岸バスは旧札幌駅バスターミナルのそばに移設
沿岸バスと道南バスの30番のりばは、札幌駅バスターミナルがあった場所のすぐ西側に移設。
3つののりばが並び、「ホクレンビル」「ベガスベガス」が道路を挟んで向かいに建ちます。
ここからの行先ですが
- 30番(道南バス) 東室蘭(高速蘭東ライナー)、登別温泉、静内・浦河
- 32番(沿岸バス) 特急はぼろ号 留萌・羽幌・豊富(高速経由)、特急ましけ号 増毛・留萌(国道231号経由)
となっています。
道南バス(30番のりば)
道南バスの30番のりばは、前述の7番のりばが始発のバス(登別温泉、東室蘭、静内・浦河行き)の経由地。
また、室蘭行き(白鳥号)と苫小牧行き、洞爺湖温泉行きはこちらを経由しないのでご注意を!
沿岸バス
沿岸バスは31・32番のりばがありますが、乗車は32番からのみ。31番のりばは降車用となります。
ここまでのアクセスは?
地下鉄出口の最寄りは、さっぽろ駅の18番出入口。
エスカレーターを上がって後ろに振り向くと、出口の階段があります。
こちらは18番出入口を外から撮影したもの。
閉館した「札幌エスタ」の東側に出ます。
外に出て左手側、矢印の部分が30~32番のりばの場所となります。
なお、地下を通るのは地下鉄東豊線の利用時以外は意外と遠回り。
札幌駅南口の並びにあるので、素直に歩いて行った方が楽かもしれません。
じょうてつバスののりばも旧札幌駅バスターミナルからすぐ
じょうてつバスののりばは25~27番の3つで、こちらも旧札幌駅バスターミナルからすぐの場所。
大通公園側に200mほど歩いた場所にあり、札幌駅南口からは徒歩約5分です。
また、「ホクレンビル」「JA北農ビル」が目の前に建ちます。
ここから運行しているのは
- 25番 南町4丁目・真駒内本町(南54)、硬石山・藻岩高校前(南55)
- 26番 定山渓温泉・豊平峡温泉、豊滝・簾舞団地・藤野西通、藤野3条2丁目(快速7J、7H、7、8J、8)
- 27番 かっぱライナー号(予約制で定山渓温泉・豊平峡温泉直行便)、通勤ライナー号(南沢4条3丁目)
となっています。
ここまでのアクセスは?
地下鉄さっぽろ駅の23番出入口がすぐ目の前にあり、こちらも目印のひとつ。
23番出入口は地下2階にあるので、エレベーターで昇ることをオススメします。
撮影時に階段で上ったら、ちょっと後悔しました…
また、こちらも地下鉄東豊線の利用時以外は地下から行くと遠回りなので、地上を通った方が楽かもしれません!
バス窓口・チケット売り場も市内各所に移転しています
札幌駅バスターミナルにあったバスの窓口も、それぞれ別の場所に移転しています。
中央バス・道南バスの売場は中央バスの1~4番のりばと同じ場所、赤れんが庁舎向かいです。
ジェイ・アール北海道バスの売り場は札幌東急百貨店の斜め向かい、札幌北三条ビルの1階となります。
そして、じょうてつバスと沿岸バスの売場は札幌駅南口の駅前広場。
下の地図の、赤いピンが落ちている箇所がそれぞれの売場となります。
中央バスの定期観光バス窓口とのりばは札幌駅北口へ
中央バスの定期観光バスの窓口とのりばも9月1日から移転となっていて、窓口は札幌駅の西コンコース内北口側、「北海道どさんこプラザ」や「ミスタードーナツ」前にあります。
そのまま北口を出た場所がのりばとなっています。
なお、定期観光バスでは札幌市内の有名スポットを巡る半日観光や支笏湖と洞爺湖を1日で周遊するコース、冬の旭山動物園の日帰りコースなどがあり、観光の方も札幌に住んでいる方も楽しめる内容が盛りだくさんですよ!
以上が札幌駅バスターミナルから移転したバスのりば・チケット売場・窓口の場所となります。
今まで一か所にあったのりばが分散してしまったため不便な部分もありますが、基本的には札幌駅の周辺に移転しています。
目印となるビルや最寄り地下鉄出口などがわかれば見つけやすいはずなので、当記事を参考にアクセスしてみてください!
※当記事の内容は2023年10月24日時点の情報です。