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「小樽の観光地」と聞いて、どこを思い浮かべますか?小樽運河、堺町通商店街、寿司屋通り、おたる水族館… 小樽の観光地は大体行ったかな、と思っている皆さん、ちょっと待ってください! 今回は、坂の街・小樽をとことん楽しむため、レンタ[…]
花売業 kusa
小樽バインで満腹になった後、COTARUで聞いたおすすめスポットへ向かおうとしたところ…
偶然、なんともオシャレなお花屋さんを発見!
小樽バイン(中央バス小樽本社)のすぐ近くだというのに、恥ずかしながら今まで全く気づきませんでした…。
こちらのお店は別記事にてご紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
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誰かに贈り物をしたくなる季節、それが冬。(毎月何かしらイベントがあるから?)いつもお世話になっている方へ、大切なあの方へ、季節感あふれるお花のプレゼントはいかがでしょうか? 今回は、小樽にある素敵なお花屋さんをご紹介します。 […]
この時期ならでは!の写真スポット
今度こそ、COTARUで教えてもらったスポットへ。
市内をしばらく歩くと気づくかもしれませんが、小樽では蔦で覆われている場所があちこちに見られます。
取材日はちょうど葉が色づき始めた頃だったので、ここぞという場所を教えていただきました。
それがこちら!
なんとも芸術的な建物。
調べてみると、こちらは「国際インテリアアカデミー」という専門学校の建物だったようです。
この蔦で覆われた建物の外観にぴったりですね。イメージですが。
メルヘン交差点
せっかくなので王道も少し。
ハロウィン仕様で、写真を撮る人たちで賑わっていました。
後ろに写っているのは、先ほど見えていたLeTAOの塔。
旧インテリアアカデミーの建物にLeTAOの塔が写っていることからもわかる通り、メルヘン交差点に面する郵便局の通りを上ってすぐの場所にあります。
この建物のある相生(あいおい)町は、「ちょっとレトロなジブリっぽい雰囲気の建物が多い」とCOTARUのスタッフさんから伺っていましたが、まさしくその通り。
本当の住宅街なので撮影はしていませんが、気になる方はぜひ。
※こちらは観光施設ではないため、近隣の方のご迷惑にならないよう特に注意しましょう。
次のスポットへ向かう途中、陸橋にも蔦を発見しました。
すぐ隣にある末広稲荷大明神の赤とよく似合っていたので、チャリ太郎とパシャリ。
量徳寺
続いて到着したのは、量徳寺。
こちらは、個人的に訪れたかった場所です。
その理由は…これです!
なんとこちら、幕末に活躍した新選組の幹部・永倉新八の菩提寺なのです。
永倉さんは新選組を離脱後、なんやかんやあって最終的には小樽で晩年を過ごしています。
さらには、小樽から北大の演武場(現在の札幌市時計台)に通って、剣術を教えていました。
歴史上の人物が一気に超身近。すごいですよね。
永倉さんといえば、最近だとやはり『ゴールデンカムイ』でしょうか。
(大河ドラマ『新選組!』もぜひご覧ください。今観ると錚々たる面々が出演しています。堺雅人さん演じる山南さん推しです。)
そんな量徳寺には、「永倉新八ミニ資料館」なるものが。
実はその昔、まだ学生だった頃、この資料館が気になってこちらへやって来たことがありました。
ところが、当時はノミの心臓どころかゾウリムシの心臓だった私は、見知らぬ事務所に入る勇気が出ず、石碑だけ拝んで泣く泣く引き返した思い出があります。
※もちろんゾウリムシに心臓はありません。念のため。
しかし、あの頃から年齢を重ねて成長し、今では心臓に毛が生えた立派な大人になりました。
今こそリベンジの時。
事務所の方に声を掛けると、快く資料館の鍵を開けてくださいました。
資料館内には、大正時代に『小樽新聞』の記者が永倉さんの口述を聞いて(すごくない?)執筆した連載記事の写しや、永倉さん住居の図面や、量徳寺で保管している過去帳の永倉さん(改名して「杉村義衛」)部分の写しなどなど、貴重なものばかり。
気になる方は、ぜひ現地でご覧ください。
来館者ノートには、道内はもちろん道外の方の書き込みも多く、新選組最強剣士(諸説あり)の人気ぶりを目の当たりにしました。
ちなみに、ここまで来るのに結構な坂がありましたが、チャリ太郎は余裕でした。いいぞ!よくやった!
名前 | 浄水山量徳寺 |
住所 | 〒047-0021 小樽市入船1丁目7-1 |
電話番号 | 0134-34-2244 |
バス停 | 「入船十字街」から徒歩5分 |
行き方 | 【バス】「小樽駅前」のりばG・H(ともに長崎屋様前)から出るバスほぼどれでも(4 本局前ゆき、南4 南小樽駅前ゆき、24 小樽駅前ゆきを除く)で3~4分 ほか ※バス停名からのりば地図が見られます 【徒歩】JR南小樽駅から徒歩7分 |
水天宮
そして、COTARUスタッフさんおすすめスポットもう一か所目は、水天宮。
こちらもお花見スポットとして有名ですよね。
いつか行きたいと思いながら、まだ一度も行っていませんでした。
ところが、ここで恐れていた事態が。
そう、迷子です。
後から地図を見ると、「なんで迷った?」と首を傾げるほど簡単な道のりだったのですが、当時は必死に方向修正を繰り返し、階段を上り、ようやく到着…。
高台にある水天宮からは、小樽港が一望できます。
成長著しい木々に覆われて(あと写真の腕な)ちょっと見づらいですが、散々迷ってからのこの展望に、感慨もひとしおです。
境内に入るルートはいくつかあります。
さっき途中まで上って諦めたこの急階段(手すりは木々が被っていて掴みづらい)は、外人坂という名前だそうです。
上っている最中も地獄でしたが、上から見ても改めて急だということがわかったので、別のところから回ってきて良かったです。
これは転げ落ちる自信ある。
外人坂の反対側、こちらが表参道。
写真では見づらいですが、鳥居が見えます。
ちなみに私は表参道を通らず、境内への階段手前までチャリ太郎で来ました。
↓のGoogleマップ上で、右側の電柱付近が表参道の階段です。
チャリ太郎はマップ上の自転車と同じ場所に停めました。
ちなみにここまで来る道のりはSS級(私基準)の坂道も多く、チャリ太郎に終始助けられっぱなしでした。
名前 | 水天宮 |
住所 | 〒047-0028 小樽市相生町3-1 |
電話番号 | 0134-22-3495 |
バス停 | 「花園公園通」から徒歩7分 |
行き方 | 【バス】「小樽駅前」のりばG・H(ともに長崎屋様前)から出るバスほぼどれでも(4 本局前ゆき、南4 南小樽駅前ゆき、24 小樽駅前ゆきを除く)で3分 ほか ※バス停名からのりば地図が見られます |
旧寿原邸
水天宮に来る途中で通ったのですが、お隣には立派な邸宅がありました。
旧寿原邸といって、小樽市の歴史的建造物に指定されています。(水天宮の本殿・拝殿も小樽市歴史的建造物です)
この建物は、小樽を代表する実業家寿原家の邸宅です。
— 小樽市HPより
創建者は、「小豆将軍」として著名な雑穀商高橋直治とされています。
水天宮の北側、急な傾斜地に建てられ、主屋から上手に2つの接客棟を連ねています。
庭園は、斜面を三段に地割りし、上段には和室に面して池を配した日本庭園があり、中段には洋間に六角雪見灯籠を配し、下段では小樽港を見下ろすことができます。
2022年は4月29日~10月10日の土・日・祝日に内部を無料開放していたようです。あと一歩遅かった…
開放期間中は色々なイベントも開催されていたので、来年はぜひ見てみたいと思います。
旅の終わりに
今回のチャリ旅、行きたい場所は事前に何か所か決めていたものの、COTARUで教えていただいたスポット、偶然通りかかって見つけたスポットなど、思いがけない出会いもたくさんありました。これこそ旅の醍醐味。
バスや車ではあっという間に通り過ぎてしまう場所も、徒歩や自転車なら見逃すことなく立ち寄れます。
さらに、自転車だと坂道を気にすることなく広範囲を移動できるので、小樽にぴったりな巡り方だと思いました。
さて、のろのろ更新している間にすっかり冬になってしまい、ついでに年も越してしまいましたが、雪が解けて自転車に乗れるあたたかい(これ大事)季節になったら、またチャリ旅に出かけたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
※当記事の内容は2022年12月28日時点の情報です。