

大通公園のすぐ東側に建つ「中央バス札幌ターミナル」。
その地下には、昭和レトロ感が漂いまくる食堂街が広がっています。

その一角に2025年3月9日にオープンしたのが「鉄板ジンギスカン酒場 村はし」。なんとこのお店、サッポロビール園の直営店!
「お客様と面と向かい、より近くでコミュニケーションがとれるお店を」と、これまでと違ったスタイルを求めて地下食堂街に居を構えました。

そんな「村はし」さんへひと足お先に取材を敢行、さらに再取材を行いオープンからの約1年を振り返っていただきました。
その魅力や進化を続けるメニュー内容など、詳しくお伝えいたします!
\地下食堂街には魅力的なお店がいっぱいです!/
大通公園の東に建つ「中央バス札幌ターミナル」は、1966(昭和41)年にできた歴史ある建物。日々さまざまな路線のバスが行き交い、多くの市民や観光客が利用しています。 その地下に昭和レトロ感たっぷりの食堂街[…]
サッポロビールの生みの親の名を店名に

紺色ののれんに、赤い五稜星が映える「鉄板ジンギスカン酒場 村はし」。
この「村はし」という名前は、サッポロビールの前身・開拓使麦酒醸造所を設立した「村橋久成」に由来します。

「中央バス札幌ターミナルがあるこの周辺は、かつて村橋の事務所があったそうです。そういったご縁と、新たなチャレンジに踏み出す意味も込め、この名前に決めました」とサッポロビール園代表の別府さん。

ビールも、生ビールはなくサッポロラガービールの中瓶のみ。
これは村橋が発売に注力し、約150年前に誕生したビールのため。
手酌でコップにビールを注ぎ、歴史に思いを馳せるのもいいかもしれません。


のれんには「サッポロビール園直営」の文字が。
そして札幌麦酒と書かれた木の看板も、地下食堂街の雰囲気と合ういい味を出しています。
「これはサッポロビール園の開拓使館で使っていたものを持ってきました」と別府さん。

のれんをくぐると店内はモダンな雰囲気で、カウンターのみの全11席。
スタッフとの距離も近く、食材を焼き上げる様子を間近で見ることができます。


なお、メニューの注文は基本的にQRコードを読み込んで行うスタイル。
お会計も各種カードや電子マネー、もちろん現金支払いにも対応します。
\できたてビールが堪能できる「BREWERY 1876」もおすすめ!/
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ランチタイムはジンギスカン定食と特製の焼そば、カレーを提供!

11:00~14:30LOのランチには、味付けジンギスカン定食と2種類の焼そば、ラムカレーを用意。
また、サッポロラガービールやハイボールといったアルコールメニューもランチタイムから並ぶため、ジンギスカンや焼そばをつまみながら昼飲み!といった使い方もできます。

ただし、12~13時の地下食堂街は非常に混み合うため、昼飲みは13時以降のご利用をオススメいたします。
ジンギスカン×焼そばの意外な組み合わせ!


村はしでまず味わってほしいのが、自慢の焼そばです。
使用するのは低加水の太麺で、登別市にある望月製麺所に特注したもの。
道産小麦・ゆめちからの超強力粉を使用しており「小麦の香りとコシが強いため、ホルモンやジンギスカンに負けない味わいです」と店長の石田さん。


麺に焦げ目をつけたら、特製ソースと具材を絡めてジャンジャンと焼き上げ。
目の前で調理するため、香ばしい匂いや立ち上がる煙が食欲をかき立てます!

数分ほどで村はし自慢の「ジンギスカン焼そば」が完成です♪
このジンギスカンはサッポロビール園と同じものを使っているそう! うーん、なんとも贅沢!

一口すすればモチモチ感や焦げ目のパリパリ感、各具材のうま味が口の中に広がり、箸が止まらなくなりますよ!

焼そばの味付けは本場・神戸風で、実際に足を運んで研究を重ねたそう。
ランチはもちろん、ビールとの相性もばっちりですよ!
3種類が選べるジンギスカン定食と本格派のラムカレー


味付けジンギスカンがランチタイムに気軽に味わえるというのも、サッポロビール園直営の村はしならでは。
醤油風味のほかハーブ風味とニンニク風味と3種類あり、おすすめを伺うと「一番人気はやはり醤油風味です! 村はし定番の味をまずは食べてもらいたいです」と石田店長。


嬉しいことにご飯の大盛りは無料。さらに「ジンギスカンをお腹いっぱい食べたい!」という声に応えお肉1.5倍も+330円で可能です!

「スパイシーラムカレー」830円にも注目を。タマネギやニンニク、トマトなどを炒めうま味を抽出し、ターメリックやウコン、カルダモンなどのスパイスを調合。そこに鉄板焼きのラムをあわせた本格派のカレーです!

さて、次からは夜メニューをご紹介します!
夜は多彩なメニューをサッポロラガー”赤星”とともに


16時30分からのディナータイムには、ジンギスカンやラムチョップといったラム肉メニュー、そして各種一品料理も登場。
居酒屋スタイルで気軽にジンギスカンとビールが楽しめるお店…実は北海道でも珍しいかも!
まずは「サッポロラガー」と「ラムと豆腐の煮込み」を!

おすすめを伺うと、まずは「サッポロラガービール」650円と一緒に「ラムと豆腐の煮込み」480円をぜひ! とのこと。
ラムと豆腐を一緒に煮込むなんて…まさにサッポロビール園ならではの居酒屋メニュー!

ビールはたっぷりの氷水に「どぶづけ」されており、キンッキンに冷えています!

ラム肉は羊の骨やお酒、醤油、ガラムマサラなどと煮込んでおり、ほんのりスパイシー。
羊のうま味がギュギュギュっと凝縮されています!

味がしっかり染み込んでいるため、おつまみにピッタリ!
ラムチョップ、味付け、ロール肉…ジンギスカンを大満喫!


もうひとつのイチオシ、「ラムチョップ」1本1,200円はサッポロビール園で仕入れと下処理をしているため、抜群の肉質。
脂がたっぷり乗っていますがくどくなく、噛むたびに肉汁がじゅわりと染み出します!

切り分けもしてくれますが「そのまま手で持って、ガブリといくのが一番おいしい食べ方です!」と石田店長。
豪快にいきたい方はそのままで注文し、手に持ってかぶりつきましょう!


そのほかにも「味付けジンギスカン三種食べ比べ」や「昔ながらのロールジンギスカン」などをラインナップ。
鉄板で焼き上げるさまざまなジンギスカンを満喫してみてはいかがでしょう?
2025年も終わりを迎え、オープンからの1年を振り返り

今回の再取材にあたり石田店長に話を伺うと「やはりお客様の目の前で調理をしてコミュニケーションも取れるのは、ビール園との大きな違い。お客様の希望や反応を直に聞けるのが、僕の性格にも合っていて楽しいですね」と朗らかに笑います。

きたあかりの焼きじゃがチーズ480円

オープン後もメニューはどんどん増えており、道産豚やエゾ鹿を使ったソーセージ、11月には道産キタアカリを蒸してから鉄板で焼く「焼きジャガチーズ」や「ジャガバター」なども登場しました。
魅力的なメニューばかりで、どんどんビールが進むこと間違いナシ!

昼も夜も楽しめる「鉄板ジンギスカン酒場 村はし」。ふらっと気軽に、じっくり腰をすえて、ジンギスカン×焼そば×ビールの魅惑の組み合わせをご堪能あれ。
スポット概要
| 名前 | 鉄板ジンギスカン酒場 村はし |
| 住所 | 札幌市中央区大通東1-3 中央バス札幌ターミナル地下食堂街 |
| 電話 | 050-5448-6737 |
| 時間 | 11:00~14:30LO、16:30~21:00LO |
| 休み | 日曜、月曜(変更の場合あり) |
| HP | https://murahashi-sapporo.com/ https://www.instagram.com/teppan_murahashi/ |
※当記事の内容は、2025年12月23日現在の情報です


