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【ニセコ】豊かな自然環境をいつまでも。「NIS-ECO(ニスエコ)」の植樹プロジェクト

ジャガイモやトマトなど高品質な農産物が実り、清流やパウダースノーをいかしたアクティビティが楽しめる、日本有数のリゾート地・ニセコ。
そんな豊かな環境も、山々と清流、そして木々が織りなす自然があってこそ
NIS-ECO(ニスエコ)プロジェクト」では、ニセコエリアの自然環境をこれからも守ろうと、植樹活動や子どもたちへの森学講座などを行っています。

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植樹活動は開始して3年目。今回は「ニセコアンヌプリ森林公園」を舞台に、植樹とレクリエーションを行いニセコの自然に触れあいます。

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まずはイベント前に…「レストランヌックアンヌプリ」で腹ごしらえ

植樹イベント当日は、現地集合で開催は13:30から。
ニセコには午前中に到着したため、まずは「レストランヌックアンヌプリ」でランチタイム。

夏期メニューでは”真狩ハーブ豚”が堪能できるヌックアンヌプリ。
紅葉ゴンドラの取材で伺った際はスパカツを食べたので、今回はトンテキ御膳を選んでみました。

分厚くジューシーな豚ステーキに、揚げニンニクがゴロリとそえられスタミナ満点。ニセコ久保農園産ゆめぴりかのご飯がとっても進みます。
柔らかでしっとりとした真狩ハーブ豚のうま味がよく分かるメニューでした!

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ヌックアンヌプリは11月30日からゲレンデレストランとして冬営業を開始しています。
地場食材を使う多彩なメニューに加え、今年は焼肉コーナーも新設。
観光合間の立ち寄りやニセコでのディナーにもオススメですよ!

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「いこいの湯宿いろは」隣の「アンヌプリ森林公園」へ

お腹が満たされたあとはイベント会場の「アンヌプリ森林公園」へ。
観光名所ではないのですが散策路が整備されており、夏のすがすがしい緑や秋の紅葉が楽しめる、ニセコの自然を気軽に体感できるスポットです。

この日は近隣に住む親子連れや海外から移住した町民などおよそ40名が参加。
とってもバラエティ豊かな顔触れとなりました!

集合した参加者に、まずはNIS-ECOプロジェクト代表の高井裕子さんが挨拶。
高井さんはニセコ高橋牧場ミルク工房の元店長。ニセコを盛り上げるべくさまざまな活動を行っており、NIS-ECOプロジェクトもそのひとつ。
同店で販売している「ニセコ米粉のミルククッキー」など、「ニセコ未来寄付商品」に加盟する商品の売上の一部が今回の植樹や木育活動への寄付金にあてられています。

プロジェクトの説明を終えた後は、イベントを主導してくれる鈴木健さんにバトンタッチ。
鈴木さんは神奈川県出身で、ニセコ町の地域おこし協力隊として3年間をすごしたあと、林業家として独立。ニセコの自然を愛し、森づくりを支える一人です。

清流・尻別川が流れるニセコ町ですが、その澄んだ水も実は森があるおかげ
土に根を張る木々が水をろ過し、さらにダムのように水をせき止めて水害を防いでくれていることを、森を再現した装置に水を流して確かめます。

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開発で森が失われてしまうと水資源に影響が出るほか、雪崩も起こりやすくなってしまいます。
だからこそ、森づくりを支えることが大事なのですね。

森を五感で体感して、植える木をセレクト

まずは鈴木さんが木々の説明をしながら先導し、公園の中を歩きます。
イベント開催時は紅葉シーズンも終盤、落葉が始まったころ。落ち葉のカーペットが敷き詰められており、一歩踏みしめるたびにパリパリ、サクサクと小気味よい音が響きます。

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見るだけじゃなく、耳や感触でも森を感じてみてください」と鈴木さん。
そして「この落ち葉が分解されて土になり、再び森を形作るんですよ」と続けます。

今回植える木はナナカマドやハルニレ、アオダモやトドマツなど9種類。どれも北海道で生育する身近な木です。

これらの苗木を用意してくれたのが、ニセコ町で苗木の生産・販売を行う川原与文(よしふみ)さん
「このアカエゾマツは北海道の木に指定されている木です。また、アオダモは丈夫なため、バットの材料にも使われるんです」とそれぞれの木の特徴も教えてくれます。

好みの木を選んだら、スコップで穴を掘り苗木を半分ほど埋めて土を盛ります。
この時「あまり土を盛りすぎるのは、実は木によくありません。羊蹄山ほどではなく、ニセコアンヌプリくらいの高さに盛ってください」と川原さん。

無事植え終えたら、「後で戻ってくるので、名札をつけて自分の苗木を覚えておきましょう」と鈴木さん。
いったん公園を離れてレクリエーションの時間です。

ニセコ蒸溜所の見学と、話題沸騰中のモルックを体験

レクリエーションでは公園から歩いてすぐの「ニセコ蒸溜所」の倉庫を見学。
支配人の林さん自ら、ニセコ蒸溜所のウイスキーの特徴を教えてくれます。

\ニセコ蒸溜所の記事はこちら/

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ニセコ蒸溜所は2021年にオープンし、ウイスキーはまだ熟成の途中。
倉庫の中には400本以上の樽が並び、日々味を深めながら出荷を待っています。

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ウイスキーは樽によって味わいが変わるため、バーボンやシェリー酒が入っていたものなど、さまざまなタイプの樽を使い個性を出すのだそう。
なかにはニセコのミズナラを使った樽もあるのだとか!

また、樽の中のウイスキーは保存するうちにだんだんと蒸発するのですが、代わりにニセコの空気が入りこみます。
そうして空気と一緒に熟成されることで、まさにニセコの自然がつくったウイスキーになるのでは」と林支配人。

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ニセコの伏流水を使い、ニセコの自然とともに造られたウイスキー。
できあがりの日が楽しみですね♪

今話題沸騰中のフィンランド発祥のスポーツ「モルック」。
棒を投げて1~12の数字が書かれたピンを倒すボウリング的な要素と、ビリヤードのような対戦要素が混じったゲームです。

ほとんどの方が初体験でしたがルールは簡単で、子どもでもすぐに覚えられます。
ピンを1本以上倒すと倒した本数分が、1本だけ倒すと棒に書かれた数字が得点になり、先にぴったり50点を獲得した方が勝ち!

シンプルなルールゆえ老若男女問わず楽しんで対等にプレイできるのも魅力。
慣れてくると相手が狙っているピンを倒して邪魔したりと、戦略も重要になってきます。

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ピンを倒すだけですが奥深く、子どもよりもむしろ大人の方が熱中している様子でした!

「いこいの湯宿いろは」でシラカバにウッドバーニング

モルックを楽しんだ後は「いこいの湯宿いろは」の会議スペースへ。
こちらではシラカバのプレートに電熱ペンでイラストや文字を書く「ウッドバーニング」を体験。

このプレートは先ほど植えた苗木の根本に置き、防草プレートとして活用。
イラストを描き終えたら、再びアンヌプリ森林公園に戻ります。

名札をチェックして自分の植えた木を見つけ、プレートを設置。
冬の寒さを乗り越え、すくすくと育つことを願います。

だんだんと日も沈み、夕焼けが森を染めはじめる頃にイベントは終了です。
「これから冬が訪れますが、雪が溶けて夏になったら、植えた木がどうなったか見にきましょう」と鈴木さん。
そして、自然に任せるため枯れてしまうこともありますが「それも含めて、長いスパンでの森づくりを学んでもらえれば」と話します。

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当たり前だけど見落とされがちな、森があることの大切さ。
自然にやさしく、人にやさしく。それがこれからの未来につながっていきます。

\NIS-ECOプロジェクトの詳細はこちら/

※当記事の内容は、2024年12月11日時点の情報です。

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