前回に引き続き、町長ツアーの後編をお届けします。
\前回の記事はこちら/
大好評!町長がバスガイドツアーに再び参加してきましたので、その様子をご紹介します。今回は、道南の鹿部町・森町を1泊2日で回ります。 \沼田町のツアーはこちら/ [sitecard subtitle=関連記事 url=[…]
グリーンピア大沼
ツアーだと全部添乗員さんが手配してくれるので、チェックインも楽々です。
本日のお部屋はこちら。
これはゴロゴロする方のベッドと寝る方のベッドを分けなければ…。
と思いながら余韻に浸ってゴロゴロしていたら、いつの間にか寝ていました。
以下、ホテルでの思い出をざっくりまとめます。
波多野エクスバレーガーデンで癒される
翌朝、ホテルを出発して波多野エクスバレーガーデンのドライフラワー工房へ。
そして、森町の岡嶋康輔町長と合流です。
前日の鹿部町・盛田町長といい、キラキラしたオーラをずっと放っている…
こちらのドライフラワーは、無印良品や蔦屋でもお取り扱いされているそうです。
工房内は、波多野さんが種子から育てたドライフラワー達でいっぱい。
お花の良い香りに癒されました。
今までドライフラワーを飾ったことはなかったのですが、岡嶋町長がおすすめしていたクラスペディアを買いました。
今はこんな感じで玄関に飾っています。
めちゃくちゃかわいい!QOLが爆上がりです。
今が旬!あきあじまつり
岡嶋町長に案内いただきながら、森あきあじ祭りの会場・森漁業協同組合へ。
「あきあじ」とは、秋に産卵のため川を上る鮭のことです。
浜の魅力をお手軽価格で楽しむことができるというこのお祭り、とても楽しみです!
会場となっている荷捌き施設は天蓋が設置されていて、鳥害対策をはじめとした厳しい衛生管理への対応もバッチリです。
浜のお母さん達が振舞う鮭鍋やちゃんちゃん焼きを頂きました。
あきあじもたくさん売られています。
お祭りと言えば、抽選会。
そして来場者みんな大盛り上がりの餅まき!
餅を目で追って上を向いていると、餅が顔面に直撃して鼻血を出す羽目になるので注意ですよ!(経験談)
直接キャッチしようとせず、地面に落ちた餅を探した方が安全で確実です。
取材中ではありますが、私もこっそり参加。
紅白1個ずつ、げっとしました。
そういえば母の実家・今金町でもお祭りのときは大体餅まきをやっていたのを思い出しました。
札幌のお祭りでは全然見ない気がするのですが、道南方面独自の習わし…?
ご存知の方、ぜひ教えてください。
冷食発祥の地!ニチレイフーズ工場
続いて向かったのは、ニチレイフーズ森工場。
何の変哲もない工場かと思いきや…なんとこちらは、日本冷凍食品事業発祥の地。
「冷凍食品」と言っても、現代の私たちが思い浮かべる「レンジでパラッと!本格炒め炒飯」とか「お弁当を彩る 6種の和惣菜」とかではなく、冷凍魚です。
山口県の実業家・葛原猪平さんが森沿岸で獲れる豊富な魚に注目し、この地に日本初の冷凍食品工場を建設しました。
関東大震災の際には、たくさんの冷凍魚が被災者へ無料配布されたのだそうです。
経営難により葛原冷蔵(株)は倒産してしまいましたが、その後も何度か会社が変わりつつ、現在は(株)ニチレイフーズ森工場として、全国の冷凍コロッケを製造しています。
敷地内には、当時使用されていたアメリカ製冷凍機械や記念碑があり、森町の職員の方に説明いただきながら見学しました。
森町銘菓といえば!昆布最中本舗七福堂
続いては、昆布最中本舗七福堂。
店舗内には、森町の特産和菓子・昆布もなかをはじめとした地元民に愛されるお菓子が並びます。
昆布もなかは、昭和28年に義宮殿下が北海道御巡啓の際に奉納された伝統の味!
餡に昆布が練り込まれた昆布もなかと昆布羊羹を買いました。
ほのかに香る昆布と少しの塩味を感じる、甘すぎないお味です。羊羹は昆布飴に近い感じでした。
そういえば七飯町に北海道昆布館ってありましたよね…あそこの梅昆布飴が好きだったのですが閉館してしまって悲しいです…
これらのお菓子は森町のふるさと納税返礼品にも選ばれているので、気になる方は是非どうぞ。
雅茶一(がちゃぴん)で海鮮丼ランチ!
ツアー2日目のお昼ご飯は、雅茶一の海鮮丼です。
昨日から海鮮だらけで幸せ…!
写真だと大きさが伝わらないと思いますが、とにかくすごいボリュームで、お満いっぱいになりました。
※「朝からずっと食べてない?」という指摘はご遠慮ください
心洗われる絶景!鳥崎渓谷
次のスポットは、鳥崎渓谷。
噴火湾へ注ぐ鳥崎川を上流へ向かって進んでいく中で見られる景色は迫力満点です。
「鳥崎渓谷八景」の数か所をバス車窓から見学し、駒ケ岳ダムで下車。
渓谷と紅葉が織りなす絶景を堪能しました。
個人的激アツスポット・霊鷲院&鷲ノ木史跡公園
歴史好きの方はご存知かもしれませんが、ここ鷲ノ木は、戊辰戦争の際に旧幕府軍が上陸した地。
新選組好きとしては(守備範囲ド真ん中ではないのですが)俄然テンションが上がります。
そして、霊鷲院(れいしゅういん)は旧幕府軍の療養地であり、箱館戦争の戦死者が供養されています。
※感傷に浸っている間に撮り忘れたので、外観の写真はありません。
住職さんとボランティアガイド・長谷川さんのお話を聞きます。
この地に上陸した旧幕府軍の名簿「箱館脱走人名」原本は霊鷲院に保管されているのですが、なんと複製を見せていただけました。
同内容は北海道大学などのオンラインデータベースで誰でも見ることができます。
ただ、それらは原本を謄写したものなので、複製であっても原本を見られるのはうれしいです!
最初に記載のある「榎本釜次郎」は榎本武揚のことですね。
ほかに名前を知っているのは3番目の大鳥圭介くらいですが…、「庄助」が訂正されているのが地味にツボです。
ページをめくると「土方歳三」の文字が!(7行目)
「一本木死」と、亡くなった場所も記載されています。
※以前の女子旅(函館編)では、もちろん「土方歳三最期の地」にも立ち寄りました。
そういえば帽子被ったままだったな…失礼しました…
時間の都合もあってゆっくり見られなかったのですが、後で北大データベースを眺めていたところ、みんな大好き(?)「市村鉄之助」の名前も発見。わ~見たかった…!
霊鷲院を抜けて海岸へ向かい、いよいよ旧幕府軍上陸の地へ。
その日大量発生していた雪虫が目に入って悪戦苦闘していたので、道中の写真はありません。
どうにか完全体のまま目から取り出しました。痛かった…!
案内板には、上陸時は積雪30cm、波は荒れて暴風雪だったと書かれています。
さぞ大変だったでしょうね…。
ボランティアガイドの長谷川さんとはここでお別れ。
おもしろトークで場を盛り上げてくださった長谷川さん、まだまだ楽しいお話を聞きたかったので残念です。
ありがとうございました!
おまけ:町長の元職場!?セブンイレブン
途中で急遽立ち寄ることになった、セブンイレブン渡島森本町店。
それにしても、なぜこちらに?
それは、岡嶋町長が町長になる前に経営していたお店だから!
まさかの経歴にびっくりです。
コンビニの通常の品ぞろえのほか、お土産になりそうな物もたくさん置いてありました。
私は森町名物いかめしのソフトせんべい・ポテトチップスを買いました。
お店の経営をしながら森町の観光協会や青年会議所の活動をしていく中で、町民の方から様々な声を聴いたことが、町長を目指すきっかけだったそう。
町民の皆さんと一緒に、皆さんが活き活きと暮らすまちづくりを進めていくと語ってくださった岡嶋町長。
森町を想うアツい気持ちが存分に伝わってきました。
岡嶋町長、ありがとうございました!
※写真撮影時のみマスクを外しています
ところで私の着太りがひどくて泣きたい
※当記事の内容は2023年2月15日時点の情報です。