【小樽】老舗製麺所が直営！「小樽あんかけ処とろり庵」の麺が引き立つあんかけ焼そば

今や全国区のご当地グルメとして知られる小樽あんかけ焼そば。
市内には独自のメニューを掲げるさまざまなお店がありますが、その多くに麺を提供しているのが昭和24（1949）年創業の老舗「兼正（かねしょう）阿部製麺」です。
そんな兼正阿部製麺が直営する、あんかけ焼そばが自慢のお店が「小樽あんかけ処とろり庵」！

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製麺所が直営するお店のあんかけ焼そば…こんなの、おいしいに決まっています！
足をのばしてでも食べたい逸品をレポートいたします！

＼こちらもあんかけ焼そばの名店です！／

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小樽市内中心部からはバスで20分ほど

とろり庵があるのは小樽の中心部から離れた桜町。
小樽駅からは約5kmあり、徒歩では1時間以上かかるためバスか車でのアクセスが必須です。

桜町ゆきのバスは小樽駅前バスターミナルから国道をはさんで向かいにある、長崎屋さん前ののりばGまたはHから発車。
のりばGからは「06望洋台線 望洋台ゆき」に、のりばHからは「02小樽市内本線（桜町） 桜町ゆき」にご乗車ください。

バスに揺られること約20分、桜町で下車し3分ほど歩けばとろり庵さんです。

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小樽駅に戻るバスも1時間に3～4本運行しているため、意外とアクセスしやすいですよ♪

海外からの観光客も足を運ぶ人気ぶり

店内はカウンター6席、テーブル12席、小上がり8席の全26席。
少し郊外にあるうえ狭いわけでもないのに、休日には30分～1時間待ちの行列ができるそう！

噂を聞き付けた海外からの方も多いそうで、タブレットのメニュー表は多言語に対応。
どれほど人気なのかが伝わってきます。

壁には「あんかけ」へのこだわりをかかげ、歴史とともにPR。
あんかけ焼そば以外にもあんかけラーメンやあんかけチャーハン、あんかけ丼なども用意します。

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そのほか、台湾まぜそばやギョウザといった点心、夜限定のエビチリなどメニュー豊富です。ただ、初めて伺うならまずはあんかけ焼そばをご注文ください！

当然麺が決め手！ ですがほかにもこだわりが光ります

使用する麺は当然、とろり庵の斜め向かいにある阿部製麺オリジナルのもの。
「ほかのお店は中太が多いのですが、うちは餡によく絡み口当たりもいい細縮れ麺。これを4～5日熟成させて使っています」と店長の桂田さん。

注文を受けると麺をさっと茹で、さらに油でパリっと焼き上げるのがポイント。
この茹でるひと手間が大事で、麺のおいしさがより引き立つのだそう。

麺を焼いたあとは餡づくり。具材をジャンジャンと焼き、豚と鶏からとったスープと本醸造醤油やオイスターソースを合わせた特製ダレを片栗粉とともに混ぜれば完成！

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ちなみにこの本醸造醤油、以前Notte.でも紹介した福山醸造のものを中心に使っているのだそう。福山醸造の記事は下記からご覧ください！

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最後にとろ～りと餡を麺にかけ、あっという間の5分ほどで一丁できあがりです。

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桂田さんは市内のホテルで中華料理のシェフとして腕を振るった経歴をもち、職人歴約30年の大ベテラン。早業にも納得です。

一番人気の「あんかけ焼そば・しょうゆ味」を堪能

「あんかけ焼そば」1,100円はしょうゆ味としお味があり、今回は一番人気のしょうゆ味をセレクト。
麺も具材もかなり多いため、女性や子ども向けにハーフサイズ750円も用意しています。

箸を差し入れて引き上げてみると、細い縮れ麺に餡がよく絡みます。
そしてひとすすりしてみると、餡がとろりと絡んでいるのにのどごしはとっても滑らか！

シャキシャキの野菜や豚肉・イカ・エビなどの具材も美味ですが、それをうま味たっぷりの餡と麺がまとめてくれます。
ボリュームたっぷりなのに、あっという間にペロリでした！

たっぷりと堪能したあと、桂田さんにお話を伺わせていただきました。
「とろり庵ができた2015年ごろは、小樽にあんかけ焼そばを提供するお店が多いというのは、あまり知られていませんでした。それが市民や各店舗の活動があり、テレビや雑誌でも取り上げられ、今や全国に知られています。小樽に来てもらうきっかけになっていれば嬉しいですね」とにこやかに話します。

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味はもちろんですが、小樽のまちを思う郷土愛やホスピタリティも人気の理由なのかも、と思わされる一幕でした！

スポット概要

※当記事の内容は、2025年2月7日現在の情報です