およそ200万もの人が住む、北海道一の大都市・札幌。
その中心部から車で30分ほどという立地ながら、農業や自然と思う存分ふれあえる施設が「サッポロさとらんど」です。
園内には収穫体験ができる畑やふれあい体験もできる馬や羊などの動物、さらには縄文時代の遺跡もあるなど、のどかな景色が広がる中でさまざまな体験が楽しめます。
そんなさとらんどのおすすめの巡り方や見どころ、アクセスなどをご案内します!
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広い園内は「レンタサイクル」か「SLバス」でぐるり
サッポロさとらんどは園内施設をすべて含めると74.3haという広さ。
歩いて巡ろうとすると、それだけでもなかなか大変です。
そのため、有料の「レンタサイクル」か「SLバス」を利用するのがおすすめ!
レンタサイクルは1人用の2輪タイプのほか、小さな子どもが助手席に乗れる4輪タイプも用意。
2輪タイプは1時間100円、4輪タイプは1時間300円でレンタルできます。
なお、休日には行列ができたり、50台以上ある自転車がすべて貸し出しになることもあるそう!
園内に到着したら、まず最初に行った方がいいかもしれません。
SLバスは平日30分間隔、土・日曜、祝日は15分間隔で運行し、料金は大人300円・子ども150円。
センターハウスを起点に、汽笛の音を響かせながら約25分かけて園内をぐるりと周ります。
体験農園やミルクの郷など園内5ヶ所に停車駅があるので、お目当ての施設やその近くで途中下車することも可能ですよ。
「ふれあい牧場」で動物たちに癒される
SLバスの始点・センターハウスの隣にある「ふれあい牧場」では馬や羊、ヤギにウサギなどを飼育。
ヤギと羊とは、1袋100円のえさやり体験でふれあうことも可能です。
さらに馬たちとは馬車体験や引き馬体験もできちゃいます。
緑や色とりどりに咲く花を眺めながら、ゆったりと幌付きの馬車に揺られる…THE・北海道!な体験です!
馬車体験は10:30~11:30、13:30~15:30に30分間隔で開催し、大人400円、子ども200円。
引き馬体験は10:30~11:30、13:30~16:00に開催で、大人500円・子ども200円。
体験しやすい価格なのもうれしいポイントです。
馬車を引くレーブ号が放牧されていたので撮影をしていると、こちらに気づいた途端のっしのっしと歩いてきてくれました。サービス満点!
「馬も羊もみんな人馴れしていて、すぐ寄ってきてくれるんですよ」と広報を担当する山陰さん。
それでも時には不機嫌なことも。触ることはしないようにしましょう!
「体験農園」で旬の野菜や果物をゲット!バーベキューも!
園内の一番南側にある「体験農園」では5月中旬から11月上旬まで収穫体験が行えます。
体験開始直後の10時すぎに足を運んでみると、すでに大賑わい!
この時期に収穫できたのは土から芽を出したばかりのグリーンアスパラガス。
旬の味を求めて、近隣からたくさんの人が詰めかけていました。
ジャガイモやトウモロコシ、ミニトマトなど季節によってさまざまな野菜が収穫可能。
また、農園近くにある「さとらんど交流館」でも近郊の新鮮な野菜や全国各地の農産物の販売を行っています。
園内には無料で利用できる「炊事広場」があるので、収穫したばかりの野菜をバーベキューで満喫!なんて贅沢なこともできますよ。
炊事広場には炭や網、お肉やテイクアウトフードを販売する売店も併設。
ただ、土・日曜、祝日のみの営業のためご注意を。
子どもたちが大はしゃぎ!「からだぐんぐんアスレチック」
2023年、体験農場の隣に登場したのが「からだぐんぐんアスレチック」。
トマトやタマネギといった野菜や、畑などをイメージした25種類の木製遊具が並びます。
ウッドチップが敷かれたエリア内は、駆け回ってぐるぐると遊び続けられるつくり。
のぼる、くぐる、すべるなど、さまざまな動きを駆使して思う存分体を動かせます。
ちょうど幼稚園の子どもたちが遊びに来ていたのですが、さまざまな遊具におおはしゃぎ!
ひとつの遊具でじっくりと遊んだり、何種類も急いで巡ったりと、思い思いに楽しんでいました。
「さとらんどセンター」でバターを手づくり
レストランなどがある「さとらんどセンター」では各種手づくり体験も楽しめます。
バターづくりに昔チャレンジしたことがある!という方もいるのでは?
「以前はガラスビンで作っていたのですが、今年からプラスチックの器に変わって体験しやすくなったんですよ」と山陰さん。
というわけで、何十年かぶりに私もチャレンジしてみました!
バターづくりは1回300円で、毎日11:30と14:00に実施します。
生クリームの入った器を用意してくれるので、とにかく振る!振る!振る!
振っていくうちにクリームがだんだんと固形になってきます。…が、そこで腕を止めずさらに振り続けます!
するとバターとバターミルクが分離します。
フタを開けて中のバターにスプーンを押し付け、さらに水分を絞れば完成!この間10分ほどでした。
以前はガラスビンが重く、振るのがとても大変だったそう。
それを考えると、ものすごくお手軽になっています。
作ったバターは当然持ち帰れるほか、クラッカーをくれるのでその場で味見することも。
食べてみるとあっさり&なめらかな味わいで、作りたてだからかとってもミルキー。子どもの頃を思い出します。
なお、賞味期限は冷蔵で3日、冷凍で7~10日ほどなので早めにお召し上がりを。
センターハウス2階には床や家具、そしておもちゃなど全てに木材を使用した「キッズコーナー」も。
30種類以上のおもちゃで遊んだり、約50種のアイテムでおままごとをしながら木のぬくもりに触れることができます。
室内に入ると木の香りがふわりと漂い、ヒノキ材の床がやわらかな感触。
かわいらしいおもちゃがそろい、子どもたちの五感を育んでくれそうです。
実は冬も楽しみ満載です!
さとらんどといえば夏のイメージなのでは、と思います。少なくとも私はそうでした。
しかししかし。通年で営業しており、冬も楽しみが満載なのです。
えさやり体験のほか、バナナボートやスノーシュー、馬そり体験などが楽しめちゃいます。
また、さとらんどセンターではそば打ちやみそ・とうふづくり体験なども各種有料で登場!
雪景色のさとらんどで、冬の寒さを満喫してみては?
「丘珠縄文遺跡」と「ミルクの郷」もあります
園内では「丘珠縄文遺跡」が発掘されており、さとらんどセンターに展示室があるほか、火おこし体験や縄文土器づくりが体験できる学習館も。
そしてサツラク農協の工場見学やできたてのソフトクリームが味わえる「ミルクの郷」も隣接します。
こちらはまたの機会にご紹介いたします!
また、世界的彫刻家のイサム・ノグチ氏が設計した「モエレ沼公園」もすぐそば。
こちらにもぜひお立ち寄りを。
\モエレ沼公園の記事はこちらから/
モエレ沼公園は世界的彫刻家イサム・ノグチ氏がデザインしたアートパーク。公園であると同時に、大地を彫刻した巨大な芸術作品でもあります。約188haの園内には遊具や噴水など、触ったり遊んだりできるオブジェがたくさん。 k[…]
なお、さとらんどにバスでアクセスする場合、平日は「丘珠高校」で下車。
土・日曜、祝日は園内駐車場まで乗り入れを行っています。
車でアクセスすると混み合うこともあるので、やはりバスがオススメですよ~!
スポット概要
名前 | サッポロさとらんど |
住所 | 札幌市東区丘珠町584-2 |
電話番号 | 011-787-0223 |
営業時間 | 9:00~18:00(10月1日~翌4月28日は~17:00) |
入園料 | 無料(各種体験は有料) |
体験料 | レンタサイクル/1時間2輪車100円、4輪車300円 SLバス/1周大人300円、子ども150円 馬車/大人400円、子ども200円 引き馬/大人500円、子ども200円 バターづくり/300円 など(レンタサイクル、SLバス、馬車、引き馬は未就学児・65歳以上無料) |
休み | 無休(11月5日~4月28日は月曜、祝日の場合は翌日) |
HP | https://www.satoland.com/ |
バス停 | 「丘珠高校」から徒歩10分 ※4月27日~11月4日の土・日、祝日は「東76 中沼小学校ゆき」のみ園内への乗り入れ便あり |
行き方 | 【北34条駅から】「北34条駅」から東76 中沼小学校ゆき(のりば③) 【新道東駅から】「新道東駅」から東76 中沼小学校ゆき(のりば①) 【環状通東駅から】「環状通東駅」から東61 中沼小学校ゆき(のりば③) ※バス停名からのりば地図が見られます |
※当記事の内容は、2024年5月19日時点の情報です。