
北海道中央バス・シィービーツアーズカンパニーでは、9~10月にかけて南空知ふるさと市町村圏組合による特別企画「南空知周遊バスツアー2025」を4週連続で催行!
札幌の東に位置する南空知エリアの9市町を、9/13・20・27・10/4の4回に分けて巡ります!
今回は9/13に開催した第一弾「三笠市・由仁町編」に乗車し、その様子をレポート。

かつて石炭産業で栄え、現在は豊かな自然や土地柄をいかした農産物、酒蔵やワイナリー、そして地元グルメで人気の南空知エリア。バスツアーでその魅力を思う存分堪能しましょう!
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「中央バス札幌ターミナル」に集合し出発!


ツアーの集合・発着場所は大通公園の東側、創成川を挟んだ場所にある「中央バス札幌ターミナル」。

似た名前の「大通バスセンター」ではないのでご注意を!

ターミナル1階で受付を済ませたら、赤い観光バスに乗りこみます!


今回のツアーは添乗員の門馬さんも同行し、ユーモア混じりの案内でスタート。
そしてなぜか参加者全員で「ガンバロー!」と気合を入れて札幌を出発です!
「三笠市立博物館」を学芸員さんの案内で深~く学ぶ

札幌を出発しておよそ1時間、ツアーの最初の立ち寄りスポットは「三笠市立博物館」。
ここは日本一のアンモナイト博物館と言われており、アンモナイト約600点や国指定の天然記念物「エゾミカサリュウ」の頭骨化石などを展示しています。


館内を案内してくれたのは学芸員の同前さん。古生物を専門にしており、1億年前は海の中にあったという三笠市のはるかな太古の歴史を教えてくれます。
「アンモナイトは現在のオウムガイの仲間で、実は1万種以上が発見されています。大きさも500円玉サイズから2mを超えるものまであるんです」。


説明を受けると、同じように見えたアンモナイトもざらざらしていたり模様があったり、巻き方が違ったりと多彩なことに気づかされます。

「この部屋には大きなアンモナイトの化石が多数ありますが、1m以上の化石というのは世界的に貴重だったりします。そんな貴重な化石を自由に触れるというのも、日本一のアンモナイト博物館である三笠市立博物館の特徴です」と同前さん。

そして「触らないと分からないことも沢山あるので、ぜひ触れてみてください」とにっこり。
ツアー参加者も思い思いに触れ、その質感や重量感を実感しながら学びます。


そのほか、館内では炭鉱で栄えたまちの営みや石炭産業の解説、そして1882(明治15)年に設置された空知集治監の囚人によって開拓や石炭の採掘が行われた歴史資料を展示。

さらに同前さんがなぜ三笠で石炭が採れるのか、明治期にいかに石炭が貴重だったか、囚人がどのような労役を行っていたかなど詳細な説明を行ってくれるため、より知識が深まります。

ツアーの最初に地域の説明を受ければ、この後のバスの車窓風景もちょっと違って見えるはずです♪


また、分館の森林資料展示室では林業関係や動植物標本の資料を展示。特に林の暗がりに潜むようなヒグマの標本は大迫力!

ツアー参加者も「こんなのに山で遭ったらと思うと、山菜採りにも行けないわね」とその迫力に驚いていました。
「湯の元温泉旅館」で名物・合鴨鍋をいただきます♪

「湯の元温泉旅館」は桂沢湖のそば、自然に囲まれた温泉宿。
こちらの温泉に勝るとも劣らない名物が、肉と野菜のうま味が溶け込む合鴨鍋です。

どーんと盛られた合鴨と一緒に、たっぷりの野菜や地元産の豆腐が盛られ、さらにこの下には締めのきしめんが入るというボリューム満点の一品!

澄んだしょうゆベースのスープも特徴で、合鴨肉の脂を上品な味わいに引き立ててくれます。


食べ方は最初にスープへ野菜を入れ、沸騰したら合鴨を鍋の中へ。
火を強めてしばらく待ち、再び沸騰したころ合いにフタを開けると…

ほどよく合鴨肉が煮えて食べごろに! 野菜や豆腐、スープとともに、柔らかな合鴨肉を堪能♪
そして締めにはきしめんを入れ、最後までスープのうま味が楽しめます!

この鍋を食べるため、遠くから通う人もいるという名物。ツアー参加者も「鍋の底までさらいたいほど美味しかった、いやあ満足」と声を漏らすほどでした!
「千田ぶどう園」の無農薬栽培のブドウを収穫!


湯の元温泉旅館で合鴨鍋を満喫したあとは、バスは三笠市から由仁町へ。
約50分ほどかけ、夕張川沿いでブドウを育てる「千田ぶどう園」に到着です。


大粒の「安芸クイーン」や種無しブドウの「国立シードレス」、そして「シャインマスカット」など、無農薬にこだわって15種類のブドウを育てる千田ぶどう園。
「農薬が体に合わない人もいるから、一切使用せず育てられる作物を探していたらブドウがそうだった。今ではトマトやリンゴ、キュウリなども無農薬で育てていますよ」と千田さん。


今回のツアーでは1kgまでは参加費のみで持ち帰り可、それ以上は100gあたり130円を支払うというシステム。
皆さんカゴに山盛りで収穫し「スーパーで買うより安いし、採りたてだからどんどんとった方がお得よね」とにっこり。

家に帰って食べてみると、手間ひまをかけた分の甘さが一粒一粒に濃縮されていました!
創業明治35年! 地元商店「てらさわ」でお買い物♪


千田ぶどう園からはバスで約5分、JR由仁駅近くにある「てらさわ」。
こちらは明治35(1902)年に創業したという、120年以上の歴史をもつ商店です。

ちなみに、由仁町の前身・由仁村が設村されたのが1892年のこと。
まさに由仁町の歴史とともに歩んできた一軒!

店内では肉や魚、お酒に調味料、日用品などを扱い町民に親しまれるほか、由仁町で製造されたアイテムや周辺の農産品、限定アイテムなども販売しています。

そのほか、大ぶりのサケのうま味がキムチの辛さや酸味と調和する「くにをの鮭キムチ」もラインナップ。
こちらは由仁町で造られ、全国的にも評判の逸品です!

なかなか訪れないような地元ならではのスポットに訪れるのも、シィービーツアーズカンパニーのツアーの特徴ですよ!
「ユンニの湯」で入浴 or「ゆにガーデン」で花めぐり


ツアー最後の立ち寄りスポットは事前選択制!
「ユンニの湯」での入浴か「ゆにガーデン」を彩る花々の観賞のどちらかを楽しみます。

今回はちょうど参加者が半々に分かれ、それぞれ好みのスポットへ。
温泉も花めぐりも、どちらも心安らぐひとときです♪
褐色の湯が沸き出でるユンニの湯

レストランや宿泊施設も備え、由仁町やその周辺観光の拠点にもなるユンニの湯。
温泉は褐色がかったコーヒー色のお湯が特徴で、お肌がスベスベになる美人の湯として評判です。

ツアーの最初に三笠市立博物館で学んだように、この周辺の土地は1億年前には海の底にあり、化石や石炭が採掘される太古のロマンが眠る場所。
温泉は地下800mから湧き出ており、悠久な時の流れを肌で感じることができます!

広々とした内湯のほか、豊かな自然に囲まれた露天風呂も用意。
また、月変わりでラベンダーやジャスミンなどのハーブ湯を行っているので、何度来ても新鮮な気分で湯浴みが楽しめますよ!
四季折々の花が咲き誇るゆにガーデン

ゆにガーデンは32,000株という国内最大級のコキアが彩る美しい庭園。
また、コキアのほかにもバラやヒマワリ、コスモスなどさまざまな植物と多彩なガーデンを設けており、いつ訪れても異なる色彩で来園者を迎えてくれます。


この日はあいにくの雨でしたが、そんななかでも特別に施設を統括する大西さんが参加者と一緒に園内を巡り、ガイドを行ってくれました。
ガーデンの特徴や彩りよくコスモスを咲かせるコツ、さらには芝生を維持する大変さといった部分まで教わり、みなさま花咲くような笑顔で園内を周遊♪

参加者には園芸に造詣の深い方が多く、バラの育て方や花々の品種名で盛り上がっていました。
スタッフや気の合う参加者との交流があるのも、バスツアーの醍醐味です!


15のチェックポイントがある園内を歩くと、丹念に手入れされた庭園のなかで、豊かに花々が咲き誇る姿に心奪われます。
また、「園内を歩いて望む場所ごとに、コキアの姿が違って見えるよう計算して植え、育てているんです」と大西さん。
自然と人の力によって見事に彩られた花畑が、目も心も愉しませてくれます!

その中でも印象に残ったのが、160mにわたって整然とした芝生がまっすぐに伸び、その脇を宿根草が彩る「ブロードウォーク」。
こちらは「日向坂46」が2025年9月17日リリースする『お願いバッハ!』のMVのロケ地になったのだそう! 日向坂46のロケ聖地として、さらに全国から訪れる方が増えそうですね!

お庭を楽しんだあとは、大人気のソフトクリームに舌鼓。バニラとサツマイモの紅あずまを使った由栗いもソフト、ミックスの3種類があり、由栗いもソフトをオーダー♪

豊かな香りのサツマイモがソフトクリームの味を引き立て、とっても芳醇な味わい!
ゆにガーデンに訪れたら、ぜひこちらもご注文を!
さいごに… この後のツアーも体験やグルメ、楽しみが満載!

記事の最初に書いたように、9市町からなる南空知エリア。
今回は三笠市と由仁町が舞台でしたが、9/20のツアーでは岩見沢市・長沼町が、9/27のツアーでは夕張市・栗山町・南幌町が、10/4のツアーでは月形町・美唄市が舞台となります。
また、どのコースでも今回の果物狩りのようなアクティビティが盛り込まれているのも特徴。
その土地ならではの体験やグルメ、景色や出会いをぜひお楽しみください!
\9/20の岩見沢市・長沼町ツアーはこちらから!/
\9/27の夕張市・栗山町・南幌町ツアーはこちらから!/
\10/4の月形町・美唄市ツアーはこちらから!/
※当記事の内容は2025年9月16日時点の情報です。