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【定期観光バス】北海道の最高峰で紅葉ハイキング!「旭岳・天空庭園散策コース」

四季折々の北海道の魅力が楽しめる、北海道中央バスの「定期観光バス」。
9月下旬から10月中旬の紅葉シーズンには「旭岳・天空庭園散策コース」を運行します!
標高2,291mと北海道で最も高く、そして日本で最も早く紅葉が訪れると言われる旭岳。
行きも帰りもバスに乗ってゆったり過ごし、ロープウェイでの空中散歩とハイキングを楽しんでみてはいかがでしょう?

\運行コースの確認、予約などはこちらから/

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~8:20/札幌駅北口で受付&出発!

中央バスの定期観光バスが発着するのは札幌駅北口を出て西側の広場。
こちらに窓口とのりばがあるので、出発の15分前には窓口にて受付を済ませましょう。

定期観光バスは「CHUO BUS」と書かれた赤いバスで運行します。
立ち寄りスポットを楽しんだあとは、この赤色を目印にご乗車を。

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当コースでは道中や立ち寄りスポットの情報をガイドがご案内。
北海道を知り尽くしたガイドならではのさまざまなお話が楽しめますよ!

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~11:45/ガイドの多彩な案内を聞きながら快適なバス旅♪

バスが出発すると、まずはガイドが挨拶をしこれからの行程を教えてくれます。
「今回のコースは目的地の大雪山旭岳ロープウェイ以外は休憩のみの立ち寄りなので、バスの車内で存分にくつろぎ、ハイキングにそなえてください」とアナウンス。
そして、車窓から見える名所や北海道の歴史、地理や農産物の話などさまざまな話題でバス旅を盛り上げてくれます!

札幌を出発しておよそ1時間10分、「砂川サービスエリア」で休憩をはさみます。
ここは日本最北のサービスエリアで、各種おみやげやフードコートも備える充実の施設。

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15分ほどの立ち寄りと時間は短いですが、トイレのほかドリンクの購入などを行いましょう!

赤いきつねと緑のたぬきに注目!

砂川SAを出発して10分ほどすると、「これから左手側に注目です」とアナウンス。
「動物注意の看板があるのですが、赤いきつねと緑のたぬきがデザインされてるんです! これは北海道に3か所しかないんですよ~!」とのこと。
左側に注意していると…

高速道路を走っているので一瞬でしたが、確かに赤いきつねと緑のたぬきがいました!

なぜこのデザインなのか気になり、NEXCO東日本北海道支社に話を伺ったところ「この標識は30年以上前からあり、黄色の地に赤いきつねと緑のたぬきを使うことで信号と同じ色にし、注意喚起への視認性を高めているんです」とのこと。

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また、ピンクなどさまざまな色合いで試行錯誤した結果、このデザインになったそう。某カップ麺とは無関係だそうです!

11:45~14:40/大雪山旭岳ロープウェイに到着!

札幌を出発して3時間と少し、車窓からの風景を眺めたりガイドの話に耳を傾けたりしているうちに「大雪山旭岳ロープウェイ」に到着です!
ここはすでに標高1,100mの地点にあり、外に出ると清々しい空気が肌をくすぐります。

ロープウェイが結ぶのは、2,291mある旭岳の標高1,600mに位置する姿見駅まで。
約15分間隔で運行し、乗客を秋の空中散歩へといざないます。

ロープウェイに乗る前に「姿見食堂」でランチ

早速乗車! と逸る気持ちを抑えて、まずは山麓駅2階にある「姿見食堂」でランチタイム。お腹を満たして、万全の状態で山登りです!

姿見食堂で味わえるのは、定期観光バスの特別メニュー「東川産野菜ゴロゴロ煮込みハンバーグ」!
その名前の通り、近隣の東川町でとれた野菜がハンバーグとともにゴロっと盛られます♪

また、煮込みハンバーグには道産肉を100%使用。
新鮮野菜の爽やかさと相まって、ジューシーさがより際立ちます!

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道産素材をふんだんに使った内容で、タンパク質に野菜、炭水化物と栄養バランス的にもばっちり! たっぷり堪能して、ハイキングへの準備万端です!

ロープウェイでの空中散歩、眼下には紅葉の絨毯!

食事を終えたら往復券をもらい、いよいよロープウェイへと乗り込みます。
1度に101人が乗車でき、姿見駅までは約10分間の空中散歩です!

参加した9月下旬は山麓駅付近まで紅葉が降りてきており、黄色と緑、そしてところどころに紅が色を添える美しいパッチワークが広がっていました!

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日本で一番最初に紅葉が始まると言われる旭岳
行く時期が数日違うだけでも、趣の違う景色が広がっていますよ!

国立公園のルールとマナーを聞き散策へ

ロープウェイを降りるとゴミを捨てない、野生動物を見つけても触れないなどのルールやマナーのレクチャーがあります。
なお、山であるためヒグマの生息地。出没情報もアナウンスされています
ですがロープウェイ周辺は常に監視を行っており、森林限界を超えて見晴しが良く人の往来も多いため、散策コースは安心して巡ることができます

姿見駅を出ると、すぐに旭岳山頂の威容とその手前に生い茂る高山植物が目に飛び込みます。
ここから姿見の池までのハイキングに出発です!

姿見の池までは、1周(1.7km)のコースと0.7kmを往復するコースの2つがあります。
私は1周コースをセレクト。体力に応じて選びましょう!

周囲の景色を楽しんで。ただ、足元にはご注意を!

散策路のすぐ横ではチングルマが色づいており、秋を感じさせます。
なお、最初に説明を受けますがロープは越えないようにご注意を!

また、ゴツゴツとした岩場やぬかるんだ場所も多いため、景色に気をとられすぎると危険!
底が厚めの滑りにくい靴を履くのと、山の天気は変わりやすいため上着などを持ってご参加を。

噴気がもうもうと立ち上る「地獄谷」

歩く速度にもよりますが、40~50分ほど歩くとあたりに硫黄の臭いがたちこめます。
その臭いのもとは、山肌からもうもうと立ち上がる水蒸気

旭岳は現在も活動を続ける活火山で、火山ガスが噴き出ているのです。
そして、1940年代にはここで硫黄の採掘を行っていたのだとか!

噴火口に雪解け水や雨水が溜まってできた「姿見の池」

地獄谷の噴気孔から200mほど歩けば、目的地の「姿見の池」に到着!
この日はちょうど風が出てきてしまい、自分の姿を映す…とまではいかなかったのですが、見晴しは抜群で得も言われぬ絶景が広がっていました♪

旭岳が噴火し、その爆裂跡に雪解け水や雨水が溜まってできた姿見の池。
すぐそばにある展望台で休憩し、全身で旭岳の秋を体感しましょう!

姿見の池からロープウェイまでは約700m。
平地ならなんてことない距離ですが、帰りも足元にはゴロゴロとした石が多いのでご注意を。
そして見渡す限りの景色の余韻にひたりながらロープウェイに乗ると…

麓に広がる紅葉の絨毯が、足元から迫るようなさらなる絶景が!

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この大雪山系の一帯は、アイヌの人びとが「カムイミンタラ(神々が遊ぶ庭)」と呼んだそう。まさに神秘が宿っているような、自然の美しさと荒々しさが感じられる1日でした!

16:35~16:55/「砂川ハイウェイオアシス館」で最後の休憩

下山後は、バスに乗り込み札幌への帰路につきます。
2時間ほど走ったところで、最初に立ち寄った砂川サービスエリアの反対側にある「砂川ハイウェイオアシス館」で休憩です。

こちらは全道の銘菓やお酒、さらには中空知エリアのいいものが集まる一大ショップ。
少し時間は短いですが、ここでおみやげを購入するのも◎!

降車時に館内で何回でも使える割引券ももらえるので、ぜひ活用してください!
※一部商品は対象外

砂川を出発後、およそ1時間でバスは札幌へ。本コースでは
①サッポロファクトリー ②時計台前 ③札幌駅北口
の3か所で下車でき、ガイドがどこで降車するか訊ねるので、次の予定に合わせて決めましょう!お疲れ様でした!

さいごに…運転しないから、すべてが満喫できる!

帰りに運転があると、山歩きをするのは体力的に厳しいところ
しかも札幌から旭岳までは片道約3時間、距離にして往復約380kmもあります!
そんななかでも普段と違う、のびのびとした旅行ができるのは定期観光バスならでは。
北海道にお住まいの方もぜひとも!ご参加あれ!

\運行コースの確認、予約などはこちらから/

コース概要

コース名旭岳・天空庭園散策コース
料金大人(中学生以上)9,700円、小人5,800円
予約https://teikan.chuo-bus.co.jp//course/303
または℡0570-200-600(営業時間7:30~18:00)
※出発15分前までに窓口で受付を
※当日も出発15分前まで受付可(前日までの予約が0名の場合は運休)
所要時間札幌駅北口8:20発~18:13着予定(9時間53分)
HPhttps://teikan.chuo-bus.co.jp//course/303(コース予約ページ)
https://teikan.chuo-bus.co.jp//(定期観光バス公式HP)

※当記事の内容は2025年10月2日現在の情報です

これさえあれば、どこへでも。

今いる場所から近いバス停の場所も、目的地までのバス路線も、バスの現在地も、すべてがこれ一つでわかります。

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