11月に入って一気に寒くなり、いつの間にやら冬の風情を感じる今日この頃。
日没も早くなり、ふと外に目を向けたら雪が降っていたりして、ちょっと驚きます。
暑すぎるのは嫌ですが、これから雪がこんもりと積もることを考えるとちょっと憂鬱…
ただ、こんな時期だからこそ楽しめるのが、夜の街並みを彩るイルミネーションイベント。
札幌と小樽で行われる冬の風物詩と言えるイベントに、バスを使って行ってみませんか?
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キャンドルのやわらかな光が雪景色の街をほのかに照らす「小樽雪あかりの路」。さまざまな場所でイベントが行われ、小樽運河や小樽天狗山といった観光名所のほか、商店街や学校、さらにはふとした街角でもやさしい灯りと出会うことができます。 […]
札幌と小樽を結ぶ「高速おたる号」がイルミ鑑賞に便利!
北海道中央バスとジェイ・アール北海道バスで共同運行する「高速おたる号」はおよそ1時間で札幌~小樽間を結ぶ都市間高速バス。
冬のシーズンはこのバスの路線上で「さっぽろホワイトイルミネーション」「白い恋人パーク スイートイルミネーション」「小樽ゆき物語 青の運河」が開催中!
ぶらり途中下車で人気イルミイベントをはしごできちゃいます!
イルミネーション
スイートイルミネーション
青の運河
なお、高速おたる号には「円山経由」と「北大経由」、「望洋台経由」の3つの路線があります(望洋台経由は中央バスのみ)。
このうち、北大経由では白い恋人パークの最寄りバス停「西町北20丁目」を通らないのと、望洋台経由では運河から約4km離れた「小樽築港」が終点となるためご注意ください!
さっぽろホワイトイルミネーション
1981(昭和56)年から40年以上にわたって札幌の街を彩る「さっぽろホワイトイルミネーション」は、日本で最初に始まったイルミネーションイベント。
大通公園や札幌駅前通など5つの会場があり、市内中心部を色鮮やかに飾ります。
メインとなる大通公園では、西1~6丁目のおよそ700mが会場に。各丁目ごとにさまざまなテーマのイルミネーションを展開します!
メイン会場・大通公園のようす
1丁目会場は「さっぽろテレビ塔」の足元がイルミネーションの舞台。
札幌市の鳥・カッコウのモチーフをあしらったツリーと翼のオブジェが、ライトアップされたテレビ塔とともに輝きます!
札幌の木・ライラックを象ったオブジェがシンボルの3丁目会場。
札幌の花・スズランや北海道の花・ハマナスのオブジェもあり、5つの色に変化して目を楽しませてくれます。
4丁目会場にはイルミネーションとスモークが共演する雪のトンネルが登場。
夏期には涼しげな姿を見せる噴水にも電飾が飾り付けられ、普段とはまた違った雰囲気に。
人の動きに合わせて光の演出が繰り広げられる体験・体感型の5丁目会場。
青く輝くドームやボールは、夜の大通公園を明るく照らす星々のよう!
木々の葉が散ってしまう冬の季節に、豊かな森の様子をイルミネーションで再現。
会場全体がグリーンで演出され、光の森が現れます。
2丁目ではクリスマスまで「ミュンヘン・クリスマス市」を同時開催
2丁目会場ではウィッシュオーナメントを結ぶことができるクリスマスオブジェ「Gift of Snow」が設置されるほか、札幌の姉妹都市・ミュンヘンで行われるクリスマス市を再現。
本場ドイツのソーセージやビール、グリューワイン、クリスマス雑貨などを販売します。
会場を歩いていれば、フィンランドから来たサンタさんとも会えるかも!?
さまざまな場所でイルミネーションが見られます
JR札幌駅前からすすきのまでの「駅前通」や赤れんが庁舎前に広がる「札幌市北3条広場」などもライトアップ。
暖かい恰好をして、雪の降る札幌のまちを歩いてみましょう!
アクセス
会場への最寄りのバス停は「札幌ターミナル」や「札幌駅前」など。地下鉄やJRでもアクセス可能です。
イルミ鑑賞後は「北1条西4丁目」または「北1条西7丁目」で高速おたる号に乗車!
イベント概要
名前 | 2023 さっぽろホワイトイルミネーション 2023 ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo |
住所 | 札幌市中央区大通西1~6(大通会場) 札幌市中央区北4~南4(駅前通会場) 札幌市中央区南1西1~3(南一条通会場) 札幌市中央区北2西4・北3西4(札幌市北3条広場会場) 札幌市中央区北5西3(札幌駅南口駅前広場会場) 札幌市中央区大通公園西2(ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo) |
電話番号 | 080-5830-6001(さっぽろホワイトイルミネーション) 011-206-6780(ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo) 開催期間外は011-281-6400(札幌観光協会) |
料金 | 無料 |
開催期間 | 2023年11月22日~2024年3月14日(大通会場とミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoは~12月25日、駅前通会場は~2024年2月11日) |
時間 | 16:30~22:00(札幌駅南口駅前広場会場は~24:00、南一条通会場は12月21~25日のみ~24時まで、大通会場と駅前通会場は12月23~25日のみ~24:00まで) ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoは11~21時 |
HP | https://www.sapporo.travel/white-illumination/(さっぽろホワイトイルミネーション) https://www.sapporo.travel/white-illumination/event/munich/(ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo) |
白い恋人パーク「スイートイルミネーション」
「白い恋人」などの北海道銘菓でおなじみのISHIYA。
その製造工程を見学したり、チョコレートの歴史を学んだりできるお菓子のテーマパークが「白い恋人パーク」です。
そんなパークに広がる庭園で行われるのが「スイートイルミネーション」。
4年ぶりの全面開催となる今年は、大小の光に彩られたベルをメインモチーフに、さまざまな仕掛けが盛りだくさんです!
園内はフォトスポットがいっぱい!
光の粒で飾り付けられたゲートをくぐると、カラフルなツリーがお出迎え。
この「Amazing Tree」は台座にあるボタンを押すと色が変わるしくみです。
自分のお気に入りのカラーで記念撮影をしてみては?
ハートのアーチ「Love Lock」は、ドリンクスタンドで販売する愛の鍵を付けることができるオブジェ。
ロマンチックなカップルの思い出作りにピッタリです♪
かわいらしい「Twinkle Bus」では2階建てバスに付けられたイルミネーションに、自分で描いた絵や文字を映し出してくれる体験も!
タイミングを合わせてメインイルミを点灯させよう!
メインとなる「Sweet Bell Area」は、ベルをモチーフとしたオブジェとその周りに輝く球体のイルミネーションが幻想的。
また、2人でスイッチを押してタイミングがピッタリだと様々な色に輝く特別演出が!
家族や恋人同士で、息を合わせてチャレンジしてみましょう!
期間限定メニューにも注目です
寒い屋外で味わうのにぴったりな、ホットでかわいらしい期間限定メニューも見逃せません。
「雪見シマエナガホットチョコレートドリンク(700円)」は、「ロッテミニ雪見だいふく」1つをシマエナガに見立ててトッピング。
「くまさんのピスタチオミルク(700円)」はマカロンとチョコホイップのくまさんと、その下にピスタチオ風味のホットミルクが隠れたドリンク。どちらも飲むのがちょっと勿体ないかわいらしさです!
アクセス
バス停「西町北20丁目」が最寄り停車場。
ここから道路沿いに5分ほど歩くと白い恋人パークです!
イベント概要
名前 | 白い恋人パーク スイートイルミネーション2023 |
住所 | 札幌市西区宮の沢2条2丁目11-36 |
電話番号 | 011-666-1481(白い恋人パーク総合案内、10~17時) |
料金 | 無料(有料エリアは高校生以上800円、4歳~中学生400円、3歳以下無料) |
開催期間 | 2023年11月15日~2024年3月31日 |
時間 | 16~19時(2023年12月31日~2024年1月3日は~17時、イルミネーション点灯時間。白い恋人パークの営業は10~19時) |
HP | https://www.shiroikoibitopark.jp/illumination/ |
小樽ゆき物語「青の運河」
例年11月1日から小樽と余市で開催される冬イベント「ゆき物語」。
その中のひとつ「青の運河」は観光名所・小樽運河をおよそ1万個のLEDで彩るイルミイベントです。
小樽らしいノスタルジックな姿を見せている小樽運河。
日が落ちて暗くなると…
青いイルミネーションでさらにロマンチックな雰囲気に!
観光客の方々も多く訪れ、撮影スポットで有名な浅草橋は大賑わい。
ちなみに、橋の左端から撮影すると倉庫とイルミネーション、散策路がうまく撮れますよ!
ガス灯や欄干が青い光で彩られ、雪景色や運河の水面に映ります。
ライトアップされた石造りの倉庫も雰囲気抜群です!
観光船があるほか、2月にはスノーキャンドルのイベントも
観光船「小樽運河クルーズ」もイルミネーションを付けて運航。
水上から運河を眺めれば、また違った景色が楽しめます。
なお、ナイトクルーズは大人2,000円・小学生以下500円で空席があれば当日参加も可能ですが、確実に乗りたいなら予約がおすすめ!
ちなみに、青の運河が終わる2月には「小樽雪あかりの路」も開催。
街中が手作りのスノーキャンドルで飾られるほか、水路には約400個の「浮き玉キャンドル」が浮かび、キャンドルの暖かな光で照らされます。こちらも要CHECK!
運河プラザではワイングラスタワーをライトアップ
小樽運河沿いに建つ「小樽市観光物産プラザ(運河プラザ)」もイベント会場。
観光案内所や周辺の名産品の販売を行うコチラでは、約2,000個のワイングラスを積み上げたタワーのライトアップを実施。
時間とともに7色に表情を変える、およそ3mの高さのタワーと記念撮影してみては?
ガラスのまち・小樽の思い出になること間違いなしですよ!
ちなみに、このワイングラスは「小樽バイン」の名前が入ったオリジナルグラス。ぜひ近寄って見てください!
「小樽のグルメ」と言われてまず思い浮かぶのは、お寿司などの海鮮系だと思います。ただ小樽には、石造りの蔵やレトロな建物をいかしたレストランやカフェも沢山あるんです。中でも、「小樽バイン」は築100年以上の建物をリノベーションしたワイ[…]
アクセス
高速おたる号の終着駅(望洋台経由を除く)のバス停「小樽駅前」が最寄り駅。
ここから駅前からのびる「中央通」をまっすぐ10分ほど歩けば小樽運河に到着です。
イベント概要
名前 | 小樽ゆき物語 |
住所 | 小樽市港町5(青の運河) |
電話番号 | 0134-33-2510(小樽観光協会) |
料金 | 無料 |
開催期間 | 2023年11月1日~2024年2月18日(青の運河は~2024年1月31日) |
時間 | 日没~22時30分(ワイングラスタワーは9~18時) |
HP | https://www.snowstory.info/ |
今回のタイムスケジュール
およそ5時間30分のイルミはしごでした。
ちなみに、移動にかかった金額は1,660円。やっぱりバスってお得です!
※当記事の内容は2023年11月24日時点の情報です。